活動内容

人材育成・研修 / 講演

研修・ワークショップ/講演を通し、ビジネスと人権に関する社内意識の醸成や人材育成をサポートいたします。

企業内研修

児童労働をはじめとする人権リスクが、ビジネスに与える影響に関する事例などをとりあげながら、ビジネスと人権をめぐる世界の動向をわかりやすく解説します。座学だけではなく、ACEオリジナルのワークショップを通じて当事者意識をもって考える機会も提供します。

経営の観点から人権リスクに配慮することの重要性や社内で必要となる体制構築について解説したり、自社のサプライチェーン上で想定されるリスクの洗い出しや対応のシミュレーションを行うなど、マネジメント向けの研修も行っています。

社員向けには、社会的責任を果たしつつ企業価値の向上を図るための取り組みについて自ら考え、社内で議論を深めたり社外関係者に発信したりできるようになるためのサポートをいたします。その他、CSR、調達、人事等、部署や担当別にアレンジした研修を行うことができます。

最近の事例(2019年1月現在)

企業内研修大手損保会社の社内研修に講師として招かれ、「ビジネスと人権 とSDGs」をテーマにして、講演とワークショップを行いました。

多くの受講者からポジティブな感想と今後の取り組みへの抱負が語られました。

 

公開セミナー/研修

サプライチェーン労働・人権監査(基礎)研修

サプライチェーン労働・人権監査(基礎)研修

ACE/ロイドレジスタージャパン株式会社 共同企画

サプライチェーンのリスク管理が課題となり、多くの企業がサプライヤーに対する調査、確認プロセスを導入すると同時に、逆に顧客企業からも監査や自己診断の要求を受けることが一般的になっています。その一方で、現場での実務経験の蓄積が充分ではないため、人権リスクを把握するための土台となる姿勢、視点や具体的な手順、注意点などの基礎的知識に対するニーズが高まっています。

そうしたなか、ACEは、企業の調達部門やCSRの責任者、担当者を主な対象とした「サプライチェーン労働・人権監査(基礎)研修」を、ロイドレジスタージャパンと共同で企画・運営しています。(2017年9月から開催。)多くの方に受講いただき、「具体的に何を行うべきかを体系的に学べた」「着眼点、留意すべき点などが分かりやすく学べ、すぐに業務に活かせる」など、高い評価を受けています。

開催の案内やお申し込みは、ロイドレジスタージャパン株式会社のウェブサイトよりご覧ください。

ロイドレジスタージャパン株式会社

 

各種講演

各種シンポジウムへの登壇、個別の企業様の社内での講演等を承っております。

サステナブル・ブランド国際会議 講演

サステナブル・ブランド国際会議での講演の様子サステナブル・ブランド国際会議2018東京のセッションに事務局長の白木朋子が登壇し「環境や人権に配慮した『持続的な調達』とは?」「世界や日本の先進企業はどう人権問題に取り組んでいるか」などのテーマについて語り、ディープサプライチェーンに存在する児童労働について説明しました。

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主な研修/講演実績

江崎グリコ株式会社 MS&ADホールディングス 花王株式会社 サステナブルブランド 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 全日本空輸株式会社 株式会社リコー 東日本旅客鉄道株式会社 株式会社日立製作所 富士通デザイン株式会社 ミニストップ株式会社 株式会社ルミネ ほか  *順不同; 社名は実施当時のもの

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法人向け講師派遣にかかる費用

講師料(+消費税)」と「交通費」のご負担をお願いします。

講師料は時間や対象人数、ご予算に応じて調整させていただきます。まずはご相談ください。 交通費は原則、実費のご負担をお願いしています。遠方でご負担が難しい場合でもまずはご相談ください。

講師料の目安

■ 講演/研修

講演/研修 200,000円(+税)/ 1時間~

(2023年5月10日改定)
講師自宅から講演会場までが遠距離の場合、遠距離加算料金のご相談をさせていただく場合がございます。
※講師料の受取人は、講師本人(個人)ではなく、当団体(法人)とさせていただきます。

 

講演/研修の申込方法

講師派遣申込フォーム」よりお申込みください。(2020年1月より、申込方法を従来のWordフォームからウェブフォームに変更いたしました。)

申込フォームへ

 

講師紹介

ACE代表 岩附由香

岩附 由香(代表)

14~16歳まで米国ボストンで過ごし、桐朋女子高等学校卒業。上智大学在学中、米国留学から帰国途中に寄ったメキシコで物乞いする子どもに出会い、児童労働と教育を研究テーマに大阪大学大学院へ進学、国際公共政策修士号取得。在学中にカイラシュ・サティヤルティ氏(2014年ノーベル平和賞受賞)の呼びかけた「児童労働に反対するグローバルマーチ」をきっかけにACEを発足させる。その後、NGO、企業、国際機関への勤務やフリー通訳を経て、2007年よりACEの活動に専念。2017年アルゼンチンでの第4回児童労働世界会議では発表を行うなど、国内外のアドボカシー活動に力を入れている。夫と2人の娘の4人暮らし。

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【講演テーマ例】

SDGs時代の今、企業に求められること~ビジネスとサステナビリティ、人権
・サプライチェーンに存在する人権問題
・企業との協働事例
団体設立や組織運営、資金調達などNGO活動全般

白木 朋子(副代表)

1974年宮城県仙台市生まれ。宮城学院高等学校、明治学院大学国際学部卒業。英国ロンドン大学東洋アフリカ大学院国際教養ディプロマ課程(開発学、比較文化学専攻)、英国サセックス大学・文化環境開発研究所(CDE) 開発人類学修士課程修了。代表の岩附とともに大学在籍中にACEを創業。開発援助コンサルティング会社での勤務を経て、2005年4月から2021年11月までACE事務局長を務める。2021年に事務局長を退任し同副代表に就任。ガーナ・カカオ生産地での事業立案、企業との連携、企業向けの研修コンサルティングなどを担当。消費者教育、エシカル消費の普及にも携わる。労働・人権分野の国際規格「SA8000」社会監査人コース修了。

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【講演テーマ例】

SDGs時代の今、企業に求められること~ビジネスとサステナビリティ、人権
・サプライチェーンに存在する人権問題
・企業とNGOの連携

・ガーナのカカオ生産地域の児童労働と支援活動について

佐藤 有希子(ソーシャルビジネス推進事業 チーフ)

青山学院大学経営学部卒業、米国マサチューセッツ州立大学MBA修了、アジア経済研究所開発スクール(IDEAS)修了。日系メーカーでの海外営業、グローバルサプライチェーン管理業務を経てグローバル化するビジネスの背景にある人権課題に関心を持ち、途上国の開発学を学び、2018年8月より現職。企業との連携、企業向けの研修、啓発活動などを担当しながら、マルチステークホルダーによるコレクティブ・インパクトの実現に注力している。労働・人権分野の国際規格「SA8000」社会監査人コース修了。

【講演テーマ例】

・SDGs時代の今、企業に求められること~ビジネスとサステナビリティ、人権
・サプライチェーンに存在する人権問題
・企業とNGOの連携
・コレクティブインパクト、ガーナカカオ生産地の児童労働と支援活動、NGOへのキャリアチェンジについて

川村 祐子 (ソーシャルビジネス推進事業部 リサーチャー)

1990年生まれ。鎌倉市出身、大阪在住。明治学院大学国際学部卒業。英国サセックス大学科学政策ユニット(SPRU)・持続可能な開発学修士課程修了。 学部時代のドイツ留学で培った言語力を生かし、大学卒業後はドイツ系化学品メーカー、ドイツ国費奨学金給付機関に勤務し、広報・マーケティング業務に従事。これら業務を通して国内外の労働現場の課題や不平等な教育機会を肌身で感じ、原点に立ち返り、2020年秋に大学院へ進学。同年12月からACE現事業部での半年間のインターンシップを経て、2021年6月より現職。企業との連携、海外の市民社会組織ネットワークとの連携、カカオ産業および児童労働の関連課題の調査、企業向けの研修などを担当。アドボカシー事業部にも所属し、政策提言も担当している。

【講演テーマ例】

・サプライチェーンに存在する人権問題
・企業とNGOの連携
・コレクティブインパクト、ガーナカカオ生産地の児童労働と支援活動、NGOへのキャリアチェンジについて

用語解説

【参考】SA8000について
SA8000とは、SAI(Social Accountability International)が認証する企業の労働・人権などの社会的側面に関する国際規格で、CSR調達を実施する一つの基準となります。CSRに取り組む日本企業が年々増加している中、労働・人権分野への取り組み事例はまだ限られており、SA8000の取得も日本にある事業所では2社のみです。(2019年1月現在)