児童労働とは

書籍「チェンジの扉 ~児童労働に向き合って気づいたこと~」

チェンジの扉 表紙のイメージ教育を受けられるようになった子どもたち、コミュニティーを変革したおとななど、ACEが支援した途上国の人々から見えてくるのは、「人生は選択でき、変えることができる」ということ。

これは途上国の子どもたちだけでなく、日本で悩みや困難を抱えながら暮らす私たちも同じ。途上国の人たちと日本の私たちが、お互いに人生の目的を探すヒントをもらい合い、たくさんの「チェンジ」がつながることで、社会や世界はより良い方向に向かうのでは──。

子どもたち自身、そして彼らに向き合ってきたACEスタッフが体験した変化のストーリーを通し、多様性の社会を「私たちはどう生きるか」考える1冊です。

フォトジャーナリストの安田菜津紀さんによる現地の写真を多数収録しました。

出版社:集英社
発行日:2018年8月3日
定 価:1,400円+税
著 者:認定NPO法人ACE
ISBN-10:4087816648
ISBN-13:978-4087816648

3/27(土) オンライン読書会 開催します!

ACEの創業者でもあり、「チェンジの扉」の執筆・出版に大きく関わったACE事務局長の白木と一緒に「チェンジの扉」を読んでみませんか?
詳細・お申込みはこちら:「チェンジの扉」しつもん読書会

もくじ

はじめに
[ 第1章 ] 大切なものって、なんだろう
[ 第2章 ] 勇気をくれる出会い
[ 第3章 ] 小さなきっかけの大きなチカラ
[ Interlude ] 「私」という軸を広げて 安田菜津紀
[ 第4章 ] 「この世で見たい」と願う変化のために
[ 第5章 ] チェンジの扉のその先へ
おわりに

ご感想・レビュー

  • 一人ひとりの子どもたちの、より良い人生を願う方々が、どのような世界を考えているのかを紹介してくれる本です。想いをもって活動することによって世界は変えられる、と教えてくれる本でもあり、読むと誰かに薦めたくなります。中学生以上のお子さんがいらっしゃる皆さん、お子さんと一緒に読んでみませんか? (50代、会社員)
  • サポートしてきた子供たちのチェンジとともに、ACEの皆さんのチェンジが詰まっていて、読みながら自然と涙が出てきてしまいました。(40代、会社員) 
  • 助ける人助けられる人という世界観ではないんだね。 みんなそれぞれの人生の中で、それぞれの「きっかけ」を掴んで人生を輝かしている。 そこに気づくことこそが「チェンジの扉」なんだね。 
    私もチェンジの扉を開き続けているし、みんながそれぞれのチェンジをみせていく、それこそが世界の美しさなのかもしれない!(40代、会社員) 
  • グッとくるものが多くて、こんな風に使命感やこころざしを持って生きている大人が いるということを生徒に伝えたいなと思いました。(40代、高校教員) 
  • 最初、この「チェンジ」というのは、 ACEの活動によるインドやガーナで起きた「チェンジ」であり、 その軌跡が記された本だと思っていました。 が、実際にはACEのスタッフの方々のチェンジも散りばめられていて、とても興味深かったです。 皆さんの素晴らしい活動、経験だけでなく、 それに至るまでの失敗や葛藤なども、ある意味赤裸々に語られているところに、とても共感しました。 
    チェンジの扉は、自分のすぐ隣にあるのですね。 その扉に偶然出会うのか、探し出すのか、見つけたのに扉を押さずにすませてしまうのか…。 私もできれば、いつもその扉を押せるようにしていたいと思います。 
    読後、とても清々しい気持ちになりました。 (50代、編集者) 
  • 私たちは誰かのために何かできることを探そうとするけれど、本当の意味での支援というのは人が意識を変えて前に進めるように支援していくことなのだと思った。自己満足の活動で終わらないよう、その人たちのためになる活動についてもっと考えていきたい。(高校生)
  • 中学校の時にある程度は習っていたけど、この本を読んで学校で習った内容はほんの一部だったことに気付いて、またその一部にしか視点を置いてなかった自分の考えを変えたいと思いました。(高校生)
  • 沢山の家族が希望や輝きを取り戻していく姿に感動しました。いつも貧困の現状を見て、自分の無力さにがっかりするのですが、この本を読んで、私にも出来ることは沢山あるということに気づきました。自分の可能性を大切にし、将来に向けて頑張っていきたいと思いました。(高校生)
  • 笑顔の子供、大人の写真が印象的でした。世界中で児童労働がなくなることを願います。この本を読んで、児童労働についてもっと知りたいと思いました。ありがとうございました。(中学生)

写真:フォトジャーナリスト・安田菜津紀(やすだ なつき)

1987年生まれ。studioAFTERMODE所属フォトジャーナリスト。カンボジアを中心に東南アジア、中東、アフリカなどで貧困や難民の問題を取材。東日本大震災以降は陸前高田を中心に被災地の記録を続ける。2012年に「HIVと共に生まれる‐ウガンダのエイズ孤児たち‐」で第8回名取洋之助写真賞を受賞。著書に「君とまた、あの場所へ シリア難民の明日」(新潮社)「それでも、海へ 陸前高田に生きる」(ポプラ社)「写真で伝える仕事 世界の子どもたちと向き合って」(日本写真企画)「しあわせの牛乳」(著・佐藤慧 写真・安田菜津紀/ポプラ社)など。

 

©Natsuki Yasuda / Dialogue for People

この本の製作費は、クラウドファンディングサイト「Readyfor?」でACEが実施したプロジェクト「「世界は変えられるんだ!」一歩を踏み出す勇気を、この一冊で。」にて、たくさんの方々からご寄付でご支援いただきました。プロジェクトにご協力くださった皆様、ありがとうございました!

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『チェンジの扉』2000冊を若者に届けたい!寄付募集中

1万円のご寄付で5冊、10万円のご寄付で50冊を学校に寄贈する寄贈プログラムへの寄付を募集しています。寄贈本とは別に1冊をお手元にお届けします。

ACEの活動によって人生が変わったインド、ガーナの子どもや家族、ACEメンバーのストーリーから、「人生は自分で選び取ることができる」「社会を変えることができる」というメッセージを届けます。

チェンジの扉寄贈プログラムイメージ図

イメージ図

寄贈プログラムへの想い

事務局長白木朋子の写真

(ACE副代表 白木朋子)

『チェンジの扉』は、日本に住む若者にもぜひ読んでほしいと思いながら執筆をしました。
ACEの活動をしていく中で、児童労働や経済的な困窮に直面している子どもたちやその家族に出会ってきました。人生に希望を見いだせず、絶望感でいっぱいになってしまうことーーそれは、児童労働に直面した経済的に恵まれない子どもや、遠い国に住む人たちだけに当てはまることなのでしょうか。日本で暮らす私たちでも、「もう自分の人生はどうにもならない」「苦しいけど抜け出せない」と思うときがあるのではないでしょうか。

「世界は生きるに値するすばらしい場所である。人は誰でも存在する価値があり、無限の可能性を持っている」

これは私たちの活動理念にある一節です。これまで活動する中で私たちよりもずっと厳しい環境で生きている人たちが小さなきっかけを見つけて人生に変化を起こし、「自分の意志で生きる」ことを選択し始めた場面にたくさん遭遇しました。児童労働をしていた子どもたちが変化を起こすことができたのであれば、それは誰にでも可能なのかもしれない。世界はそんな可能性や希望に満ちている。私たちはそう思うようになりました。(※以上、書籍より一部抜粋)

そんな思いから、この本を多くの日本の若者に届け、「自分の人生は選び取ることができる」「世界は変えられる」というメッセージを伝えたいと考えています。ご寄付という形で、この取り組みをぜひ応援してください。

寄贈プログラム詳細

・1万円のご寄付で5冊、10万円のご寄付で50冊、『チェンジの扉』を学校等に寄贈できます。(ACEより学校等にお届けします。)
・寄贈本とは別に1冊を、ご寄付いただいた方にもお届けします。
・寄贈先の選定方法については、現在検討中です。決定次第、ウェブサイトに順次公表予定ですのでそちらをご参照ください(現在準備中)。

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『チェンジの扉』をテーマにした講演も受付中!

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インドとガーナの子どもたちや、彼らに向き合ってきたACEスタッフが体験した”変化のストーリー”をつづった本書を題材とし、「人生は選択でき、変えることができる」というメッセージをお伝えする講演も受け付けています。キャリア教育、PTA集会、生涯教育などの場面で、ぜひご検討ください。

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