コットンのやさしい気持ち

オーガニックコットンのタオルハンカチ販売開始

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特定非営利活動法人ACE(東京都台東区、代表:岩附由香)は、株式会社アバンティ(東京都新宿区、代表取締役:渡邊智恵子)が製造したオーガニックコットンのタオルハンカチの販売を開始しました。日本オーガニックコットン協会認証のオーガニックコットンを100%使用したタオルハンカチで、ハンカチを折りたたむことでコットンボール(綿花)の形になります。

「コットンがつくる、地球と子どもにやさしい未来へ。」

売上の一部がインドのコットン畑の子どもを児童労働から守る活動に使われる「国際協力」の出来るタオルハンカチです。1枚700円で販売し、100円を寄付として、インドのコットン畑で働く女の子たちを危険な労働から守るための活動に使わせていただきます。

インドのコットン畑で働く子どもたち

私たちが生活の身近に使っている綿製品の原料、コットン。インドは世界最大のコットン耕地面積を持ち、コットン生産量世界第2位(約20%)を誇ります。その生産地で、多くの子どもたちが劣悪な労働条件で働かされています。

ACEはインドのコットン産業における児童労働についての現地調査を2007年から4回行ってきました。インドのコットン畑で少なくとも40万人以上(※)の子どもが働いており、その7~8割が女の子であること、グローバルな経済の仕組みの中で発生している児童労働であることがわかりました。

ACEはこの調査を受け、コットン産業における児童労働の問題をより多くの人に知ってもらい、地球にも子どもにもやさしいオーガニックコットンによるソーシャルな消費を通じて、インドのコットン畑で働く子どもたちを支援する「コットンのやさしい気持ち」プロジェクトを行っています。

※調査:Davaluri Venkateswarlu,Child Bondage Continues in Indian Cotton Supply Chain (September 2007)

「コットンのやさしい気持ち」プロジェクトのねらいと活動

インドのコットン産業の児童労働をなくすため、日本とインドで3つのアクションを行います。

  1. 児童労働のことを知ってもらうため、日本国内での講演会や調査報告会を開催。
  2. 児童労働が使われていないタオルハンカチを販売し、ソーシャルな消費を通じて児童労働の予防を
  3. 今、コットン畑で働いている子どもを危険労働から守り、通学を支援する現地プロジェクトの実施。

子どもを児童労働から守り、学校に行けるようにする現地の取り組み

ACEは、インド、アンドラプラデシュ州のNGO「SPEED」と協力して、コットン畑で働く子どもを危険な労働から守り、村の全ての子どもたちが学校へ継続的に通えるよう、農民や住民への啓発活動、学校環境の改善、子どもの就学支援を行うプロジェクトを2010年から開始します。タオルハンカチの売上のうち100円が、このプロジェクトのために積み立てられます。初年度は3000枚の販売、30万円分の寄付を目標にしています。プロジェクト実施費用はこれだけでは足りないため、寄付を募る活動も行っています。

商品概要

品名 :コットンボールOCタオルハンカチ

価格 :700円 ※うち寄付分100円
サイズ :25cm×25cm 100%オーガニックコットン(パイルガーゼ仕様)
製造 :株式会社アバンティ
販売 :特定非営利活動法人ACE
販売経路:ACEオンラインショップ、店舗・団体への卸売販売

オーガニック+寄付つきの商品で、地球と子どもにやさしいタオルハンカチになりました

本製品に使用されているオーガニック認証を受けたコットンは、どの畑で誰が作ったのかをたどることができ、児童労働がないかをトレースすることが可能です。また、コットン生産には大量の農薬を使います。農薬によって土壌が汚染されるだけでなく、汚染された水を飲んだ地域の人々の健康被害にまで及んでおり、環境と人に悪影響を及ぼしています。環境と人に配慮したオーガニックコットンを使うことで、働く人の健康を守り、寄付で現地の子どもたちが学校に行けるよう支援する。それが、この商品の特徴です。

「コットンのやさしい気持ち」プロジェクト

わたしたちの生活とのつながり

私たちが何気なく着ているTシャツが、子どもの労働によって作られたコットンでできているかもしれません。コットンは原綿(収穫されたコットンから種を取り除いた繊維)として取引されるだけでなく、糸に加工されて取引される場合もあり、最終製品となって私たちの手元に届くまで多くの国を経由している可能性があります。日本は糸に生成した綿糸をインドからもっとも多く輸入しています。

インドは世界第1位のコットン耕地面積(約900万ha)と、世界第2位の生産量を誇り、中国へ最も多く原綿を輸出しています。私たちが手にする中国産の衣料品の多くは、インドの綿が使われている可能性があります。まさに「見えない糸」でインドの児童労働と私たちの生活がつながっているのです。

本リリースに関するお問い合わせ・取材のお申し込み

認定NPO法人ACE 広報担当
〒110-0015 東京都台東区東上野1-6-4 あつきビル3F
TEL:03-3835-7555 FAX:03-3835-7601
受付時間:平日10:00~18:00

製造:株式会社アバンティ

1985年設立、当初光学機器を主として取り扱う企業としてスタートしましたが、1990年オ-ガニックコットンに特化し、原綿の輸入、糸、生地、製品まで一貫して供給できる体制を確立。日本におけるオ-ガニックコットンの草分けとして市場開拓と啓蒙普及活動に尽力、日本発のもの作りにこだわり、オーガニックコットンの長所を最大限に活かした製品を日本国内はもとより、全世界に提供しています。オーガニックコットン製品を介して地球環境の保全と社会貢献をする事を目標にしています。

販売:特定非営利活動法人ACE(エース)

ACE(エース)は、世界中のすべての子どもが権利を守られ、希望を持って安心して暮らせる社会を実現するため、市民と共に行動し、児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGOです。1997年に学生の有志によって設立されました。インド、ガーナで子どもを児童労働から守り、教育を推進する活動や、日本国内で児童労働の問題を伝える啓発活動や、政府や企業への政策提言活動、ネットワークを通じた活動を行っています。

児童労働、ACE、メディア掲載実績について

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  • カテゴリー:プレスリリース
  • 投稿日:2009.09.11