アフガニスタン:児童労働、4人に1人
アフガニスタン:児童労働、4人に1人
カブール(2009年11月1日)- アフガニスタンでは多くの子どもたちが読み書きを覚えるのもそこそこに家計を助けるために働いている。午前中働き、午後に学校に行く子もいる。そうした子どもたちの家族は、約30年にもわたる国内の混乱でパキスタンなど周辺国に流出し、最近帰国した難民たちだ。
じゅうたん1枚を織って子どもたちが得られる賃金は、店頭価格よりもずっと安い12,000~13,000アフガニ(約21,700~23,600円)で、できあがったときに支払われる。
アフガニスタンは国連(UN)の「子どもの権利条約(Convention on the Rights of the Child)」を批准しており、憲法でもその他の国内法でも子どもの権利が保護されているが、2007年の国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)の発表によると、実際には7~14歳の子どもの4人に1人が労働に従事している。
アフガニスタン独立人権委員会(Afghan Independent Human Rights Commission)では、首都カブールだけで約6万人の子どもが働いていると推計している。
- カテゴリー:児童労働ニュース
- 投稿日:2009.11.13