インド:インドの「児童労働反対世界デー」
インド:インドの「児童労働反対世界デー」
デリー(2010年6月12日)- 6月12日、児童労働反対世界デーの記念イベントがインド国家子ども県利保護委員会(NCPCR)、国際労働機関(ILO)、国際連合児童基金(UNICEF)、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の共催で行われた。
NCPCRとILOの代表者から、世界およびインド国内での児童労働の現状や今後のより積極的な対策の必要性などについて、また企業団体や労働雇用省などのゲストからそれぞれの取り組みについて述べられた。
児童労働反対世界デー・キャンペーン2010 【イベント報告・特別版】インドの児童労働反対世界デー
また、同反対デー前の一週間、児童労働問題に取りくむNGO、BBA(ACEのパートナー団体)と、地元政府および警察によって、各地域で強制・奴隷労働から子どもを救出する「児童労働に反対するインド・アクション・ウィーク」が行われた。
これにより、1週間で全国で約400人以上の子どもたちが救出され、30人以上の雇用者が逮捕された。うちデリー市内では100人以上の子どもたちが、刺繍、縫製、靴製造などの小規模工場から救出された。
各地元新聞では、中央政府、首都デリーではデリー政府の労働局から、児童労働について14歳未満の子どもの雇用禁止やその罰則などを啓発する広告が掲載された。
報告:国際協力事業担当 成田 由香子
- カテゴリー:児童労働ニュース
- 投稿日:2010.06.30