インドとガーナの子どもが来日。NPO法人化5周年記念イベント

特定非営利活動法人ACE（代表岩附由香、以下ACE）は、2010年11月、NPO法人化５周年と認定NPO化を記念して、ACEが支援するインドとガーナから子どもと現地スタッフを招き、東京と大阪でイベントを行います。これまでACEは、418人の子どもを児童労働から救い、5,387人の学校環境を改善してきました。

谷川俊太郎さん書き下ろしの詩「そのこ」。イベント当日、ご本人が朗読。

ACEのマンスリーサポーターでもある詩人の谷川俊太郎さんが児童労働をテーマに、詩を書きおろしてくださいました。谷川さんがインドのコットン畑で働く子どもをテーマに詩を書かれた書籍「ふたり★おなじ星のうえで」のイラストを担当された塚本やすしさんにもご協力いただき、本プロジェクトのメインビジュアルを作っていただきました。11月21日、東京でのシンポジウムで谷川さんご本人に詩を朗読していただきます。

イベント詳細

『日本、インド、ガーナ子ども交流会』※中高生対象（東京-11/20）

すべての子どもの権利を保障する「国連子どもの権利条約」が出来た記念日である11月20日の「世界子どもの日」に、クイズやビデオ上映、ディスカッションなどを通じて、子どもの権利をインドとガーナ、そして日本の子どもたちが考える交流会を行います。

日　時：2010年11月20日（土）14:30～17:30（受付開始：14:10～）
会　場：JICA地球ひろば講堂
定　員：40名（応募者多数の場合は抽選）
参加費：無料
対　象：18歳未満の子ども（主に中学生～高校生）
申　込：10/29までに電話（03-3835-7555）かウェブサイトの申込フォームからお申し込みください。

『あなたのアクションで、世界は変わる』（東京-11/21）

インドのサッカーボールを作る村での活動成果を振り返り、今取り組んでいるガーナのカカオ生産地での活動に焦点をあて、ガーナ、インドから来日する実際に働いていた子どもの声をみなさんに届け、
共に考えます。谷川俊太郎さんご本人による児童労働の詩「そのこ」朗読も！

日　時：2010年11月21日（日）14:00～17:30　（受付開始：13:30～）
会　場：JICA地球ひろば講堂
定　員：250名
参加費：一般　　　　：1,500円（早割）/ 2,000円（通常）
　　　　大学生　　　：1,000円（早割）/ 1,500円（通常）
　　　　高校生・中学生：　500円（早割）/ 1,000円（通常）
　　　　小学生以下　　：無料（※要事前予約）
申　込：ウェブサイトの申込フォームからお申し込みください。
※11/15（金）までにお申し込みの方には早割料金が適用されます。（参加費は当日支払い）

★新たにACEマンスリーサポーターへお申し込みいただいた方、
　または3,000円以上のご寄付をいただいた方は、シンポジウムに無料でご招待。

NPO法人5周年記念パーティー！

シンポジウム終了後、ゲストを囲んで、ACEのNPO法人化5周年を祝うパーティーを開催します。

日　時：2010年11月21日（日）18:00～20:00
会　場：JICA地球ひろば　セミナールーム301
参加費：一般：3,000円、学生：2,500円（お食事、ドリンク込）
申　込：ウェブサイトの申込フォームからお申し込みください。

『聞いてほしいねん、学校に行かれへんぼくらのこと』（大阪-11/23）

実は、ACEは大阪生まれ。代表の岩附がボランティアをしていた団体で、児童労働の世界的なムーブメントがあることを知り、「これをやりたい！」と一晩で仕上げた趣意書がACEの原点。そんな大阪ではじめて大規模なイベントを開きます。児童労働へのACEの取り組み紹介と、インド・ガーナからのゲストとスタディツアー参加者とのパネルディスカッションなどを予定。

日　時：2010年11月23日(火・祝) 13:30～16:30　（受付開始：13:00～）
会　場：大阪歴史博物館　講堂
定　員：250名
参加費：一般　　　　：1,000円（早割）/ 1,500円（通常）
　　　　大学生　　　：　800円（早割）/ 1,000円（通常）
　　　　高校生・中学生：　500円（早割）/ 　800円（通常）
　　　　小学生以下　　：無料（※要事前予約）
申　込：ウェブサイトの申込フォームからお申し込みください。

※11/15（金）までにお申し込みの方には早割料金が適用されます。（参加費は当日支払い）

★新たにACEマンスリーサポーターへお申し込みいただいた方、
　または3,000円以上のご寄付をいただいた方は、シンポジウムに無料でご招待。

出演者プロフィール

谷川俊太郎（たにかわしゅんたろう）詩人

1931年、東京生まれ。都立豊多摩高校卒。1952年『二十億光年の孤独』でデビュー。以後、詩、エッセー、脚本、翻訳など幅広い分野で活躍、現代を代表する詩人のひとり。主な作品に読売文学賞受賞の詩集『日々の地図』のほか、『六十二のソネット』『21』など。また、絵本に『こっぷ』『わたし』、訳詩集に日本翻訳文化賞受賞の『マザーグースのうた』や『ピーナッツ』などがある。『ふたり、おなじ星のうえで』で塚本やすしさんのイラストと共にコットン畑で働く子どもの生活を伝えた。2007年からACEのマンスリーサポーター。

ブベシュ・カント/インド

インド、ウッタルプラデシュ州出身の16歳。理系の高等学校の11年生に在籍。農業、化学、地理などを勉強中。2002年にACEが支援した「子どもにやさしい村」プロジェクトでは、当時9歳で、子ども村議会の書記長をつとめた。その理由は「サッカーボール縫いをして子どもが働くのをやめさせたかったから」プロジェクトがはじまる前は、サッカーボール縫いをしていた。将来の夢は、教師。

ゴッドフレッド/ガーナ

ガーナ、アシャンティ州生まれの15歳。3人兄弟の長男。7歳のときに父を亡くし、9歳からカカオ畑で働き母を助けた。その後祖父母の支援を受けて就学したが、学校を休んでカカオ畑で働いていた。2009年スマイル・ガーナプロジェクトが始まり勉強に専念すると、前期のテストでは一番の成績を修めた。現在中学2年生。

ナナ・ブレポン/ガーナ

1971年、ガーナ、クマシ生まれ。ガーナ大学で心理学と政治学を専攻後、行政学・財政学の修士号を取得。現在ガーナのNGO、CRADA(Child Research for Action and Development Agency）の事務局長代理として、ACEとCRADAの協働プロジェクトであるスマイル・ガーナプロジェクトのコーディネーターを務めている。これまで9年間、プロジェクトの計画や監督、組織開発などに取り組み、参加型開発、子どもの権利の保護と推進、ジェンダー平等の推進などに関心がある。

後援・協賛（順不同）

主催：特定非営利活動法人ACE（エース）
後援：ILO駐日事務所、特定非営利活動法人関西NGO協議会、
特定非営利活動法人関西国際交流団体協議会、財団法人日本ユニセフ協会
助成：全日本社会貢献団体機構、財団法人庭野平和財団
協賛：味の素株式会社、NTT労働組合西日本本社総支部、花王株式会社、合同出版株式会社、
JICA地球ひろば、情報労連、中央ろうきん社会貢献基金、パタゴニア日本支社、
ミニストップ株式会社、森永製菓株式会社、株式会社リコー、リー・ジャパン株式会社
協力：塚本やすしイラスト・デザイン事務所、電通ソーシャル・デザイン・エンジン、
TYO Inc. Camp KAZ division、LET IT BE Inc.

「子どものしあわせリンクプロジェクト」その他のスケジュール

11月15日(月) ：ガーナから子どもと現地スタッフが来日
11月17日(水) ：記者会見-チョコレート工場見学（森永製菓株式会社）※ガーナゲストのみ
11月18日(木) ：東京-学校訪問（三輪田学園中学・高等学校） ※ガーナゲストのみ
11月19日(金) ：インドから子どもと現地スタッフが来日
11月24日(水) ：三重-学校訪問（伊勢市立五十鈴中学校） ※ガーナゲストのみ
　　　　　　　広島-平和祈念資料館など訪問　 ※インドゲストのみ
11月26日(金) ：インド・ガーナゲスト帰国