【アクション紹介】小学5年生のアクション!自由研究と児童労働新聞
【アクション紹介】小学5年生のアクション!自由研究と児童労働新聞
東京都杉並区の小学5年生の方からアクションの報告をいただいたのでご紹介します。2020年夏の自由研究で児童労働について調べ、区長賞と杉並区学校文化栄誉顕彰を受賞されたとのこと!
「わたしが児童労働について興味を持ち、アクションを起こしたことを少しでも多くの方に見ていただけると嬉しいという思いから」、ACEにメールでご連絡をくださり、オンラインイベントにもご参加いただいたので直接お話しもさせていただきました。以下、ご本人からのメッセージと一緒にご紹介します。
「この世界には自分と同じくらいの年の沢山の子どもたちが児童労働で働いていて、教育を受けられなかったり貧しい生活からぬけ出せないつらい毎日を送っていることを知りました。
児童労働をこの世界からなくすために、わたしには何ができるか考えました。今のわたしにできることは、これまで自分が調べて得た児童労働の知識を生かして周りの人に伝えることだと思いました。特に日本の子どもたちです。わたしは小学校に入学してから今までの5年間の学校生活の中で一度も児童労働について教わったことがありません。わたしや友だちが大好きなチョコレートの原料のカカオが、どのような人が働いて作られているかも知りませんでした。
わたしは今、学校のみんなに児童労働について知ってもらうため、いくつかの行動を起こしています。
例えば、全校朝会でpower pointを使って児童労働について発表したり、自由研究で読んだ50冊の本からおすすめを選んで図書室に児童労働コーナーを作りました。自由研究は50ページもあったので、大事なところを選んで児童労働新聞を作り、今週から校内に掲示しています。
これらの行動を起こす際に、度々ACEのホームページを参考にさせていただきました。そして、谷川俊太郎さんの「そのこ」も買い参考にしました。ありがとうございました。
児童労働がこの世界からなくなり、全ての子どもが安心して平和な生活ができること、自分の夢に向かって進めるような世界になってほしいと、これらの行動を起こすたびに噛み締めます。」
超大作の「児童労働新聞」、ぜひ画像をクリック(拡大)して見てみてください!イラストや図を多く用いて、とても分かりやすく丁寧にまとまっています。また、児童労働問題に長年取り組みノーベル平和賞を受賞したカイラシュ・サティヤルティさんに大きな影響を受けたそうで、英語の授業で「私のヒーロー」を発表する際には「カイラシュ!」と発表したのだそうです。新型コロナウィルスの感染拡大が無ければインドに行こうと計画していたとのこと。メールの文章も非常にしっかりしていて、驚きと感激で胸が熱くなってしまいました。
ここまで深堀りするのはなかなか難しいかもしれませんが、
・絵本/本を読む
・自由研究のテーマとして調べる
・図書室に児童労働コーナーを作る
・新聞形式でまとめてみる
といったことは、ぜひ「あなたにできるアクション」の参考になさってみてください。
あなたのアクション、ご紹介します!
児童労働をなくすためのアクションを実施したみなさんの例をご紹介しています。「アクションやったよ!」というご報告も受け付けています。個人の取り組み、職場や学校での取り組みなど、実施したアクションをぜひ「お問い合わせフォーム」からご報告ください。
児童労働について学びたい!もっと知りたい!
学校でできること、たくさんあります。
- カテゴリー:報告
- 投稿日:2021.02.22