2020年-2021年度ACE総会のご報告と体制変更について
2020年-2021年度ACE総会のご報告と体制変更について
2021年11月23日、ACEの2020年-2021年度総会を開催いたしました。コロナ禍により、前年度に続いて今回もオンラインでの開催となりました。
オンラインにも関わらず、当日は正会員とオブザーバー合わせて30名以上が出席頂きました。そして、賛成多数で全議案に承認頂きました。ご参加頂いた皆様、また事前に書面にて表決を頂いた会員の皆様、ありがとうございました。
総会でアナウンスをさせて頂いたのですが、総会の後に開催した理事会にて、これまで事務局長を務めてきた白木が副代表に就任し、副代表が白木と小林の2名体制になりました。また、事務局長はこれまで副代表を務めてきた小林が兼任する事となりましたので、ここに改めてお知らせいたします。
代表、副代表、事務局長からのメッセージ
代表 岩附 由香
日頃からACEの活動にご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。この度長年事務局長を務めてきた白木が副代表というポジションに移行することになりました。2018年から取り組みはじめたガーナ政府との「児童労働フリーゾーン」を担当する白木が、もっとこちらに力を入れられるように、「ガーナ・シフト」として2019年末から事務局長的な業務を組織内で手分けしながら進めるという体制をとってまいりましたが、ACEの重点活動としてさらにチョコレートと児童労働に関する活動が活発化する中で、今回事務局長の役割を小林にバトンタッチすることになりました。小林はACE創設メンバーの1人で、これまでも副代表・理事として影で日向でACEを支えてきてくれましたが、白木がガーナの活動にシフト、代表がインドに移住するという2019年末のタイミングで、事務局内の業務の一部を担う決断をしてくれ、既に組織内のコーディネーションを担ってくれています。新たな体制下でも、ACEとしてインパクトを出せるよう引き続き取り組んでまいります。今後もご支援・ご協力をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
副代表 白木 朋子
これまで務めてきた事務局長の職を小林さんにバトンタッチし、このたび副代表に就任いたしました。2005年のNPO法人化より16年半にわたり、事務局長という立場でACEの運営に関わることができ、組織の成長とともに私個人もたくさんのことを学び、成長させていただきました。さまざまな形でご支援をいただきました会員、支援者のみなさまに心より感謝申し上げます。ACEがインドとガーナのコミュニティで積み上げてきた経験を、より大きなインパクトにつなげるために、2018年よりガーナ政府とともに新たな制度構築に取り組んでまいりました。コロナを経て、世界的な児童労働や子どもを取り巻く状況がより厳しくなる中で、今こそ子どもの権利をベースとした社会を再構築していくために、児童労働フリーゾーンの仕組みは大きな可能性を秘めていると考えています。これをひとつのモデルとして形にするために、政府、国際機関、企業、市民社会組織などの多様なステークホルダーとの連携をグローバルレベルでさらに強めていきたいと考えています。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
事務局長就任にあたって 小林 裕
このたび、事務局長へ就任いたしました。ACE立ち上げ当初から多くの時間は、副代表及び理事として限定的にACEに関わってきました。その間ACEは、インドとガーナでプロジェクトを開始し、職員も増え、児童労働に対する様々な取り組みを行ってきました。ACEがここまで続いていること、そしてここまで成長してこられたことは、皆様からのご支援と、それに応えるべく誠実に、真摯にACEという組織を支えてきた白木さんの力があったからだと思います。そして今、ACEは新たなフェーズに差し掛かっています。SDGsにも掲げられている児童労働という問題を解決していくためには、大げさではなく、白木さんの専門性や知見が必要で、今後もっとそれが必要な時代がやってくるでしょう。今回の体制変更は、そんな背景を踏まえて、より「攻め」のメンバー交代だと思います。また、ACEの中には、バトンを次の世代へしっかりと渡していくことや、スタッフ一人ひとりがその能力をより発揮できるようなティール型組織への移行していくことというニーズが芽生えています。児童労働をなくすための取り組みを加速させつつ、ACEの運営を次のステージへトランジションしていくことを目指して、なんとか一助になれるよう努めて行きたいと思います。今後とも、あたたかいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
- カテゴリー:お知らせ
- 投稿日:2021.12.17