シンポジウム「児童労働の現状とNGOの政策提言-インドとEUの経験に学ぶ-」
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開催日 | 2009.06.27 |
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開催場所 | 法政大学 市ヶ谷キャンパス |
【イベント報告はコチラ】児童労働反対世界デー・キャンペーン2009 世界的に南(途上国)のNGOがプロジェクト実施を担い、力を付けていく中で、北(先進国)のNGOの役割として現場と連動しながらの政策提言の重要性が高まっています。そこで、このシンポジウムでは、現地の児童労働分野の政策提言活動に経験が豊かなお2人の専門家をお招きし、海外の事例から学びます。 基調講演では、ラガット氏からはインドの児童労働の現状についてご報告いただき、フェイジェン氏からは欧州のNGOの連合体、ストップ児童労働キャンペーンが作成した「児童労働、貿易関係と企業の社会的責任 欧州連合は何をすべきか」を中心に政策提言・キャンペーンについてお話しいただきます。 政策提言活動において、お2人がそれぞれ北と南のNGOとしていかに連携してきたか、またEU議会への政策提言をいかに行ってきたかなどの経験共有をいただきながら、今後の日本のNGO・市民が果たす役割、企業のCSRと児童労働、現地のNGOとのパートナーシップを考えます。 【日 時】6月27日(土)14時半~17時半(14時開場) 海外招聘ゲストプロフィールヴェロニック・フェイジェン氏(VERONIQUE FEIJEN)‐2009年「ストップ・児童労働-学校が最良の解決策(’Stop Child Labour – School is the Best Place to Work’ )キャンペーンの国際調整官 1970年4月22日生まれ。オランダのユトレヒト大学にて法学・国際関係修士号取得(1989-1996)。1997年から2003年に社会住宅、雇用、保健など公共部門における政策立案に関わる。2003年から2008年には欧州社会対話のアドバイザーとして、EUレベルの雇用に関するセクター間の社会対話促進を行った。EU、ILOやOECDなどの国際機関、政府レベルへの幅広いロビイングを行った。そして現在、2001年より実施されている全ての形態の児童労働の撤廃、および学校教育を提供することを目的にしたキャンペーンの国際調整官を担っている。このキャンペーンはEU内の国レベルにおける教育および啓発、ロビイングに焦点を当て、ILO、ユニセフ、世界銀行などの国際機関などと連携している。 ※当初、ジェラルド・オンク氏(Mr.Gerard Oonk)が来日予定でしたが、都合によりゲストが変更されました。 ラガット・ヴェンカット・レディ氏(RAGATTE VENKAT REDDY)-M. V. Foundation委員会議長。1992年にRangareddy県において児童労働撤廃に向けて活動を開始したM V Foundationに加わり、まもなくRangareddyの3つの村からAndhra Paradesh州の13県をカバーする1万の村にMVFのプログラムを拡大し、子どもの権利を目的に多くの支持基盤を構築。また、<子どもの権利のための教師フォーラム>を通して地方自治体である村議会と2500の公立小学校の参画にむけての戦略を策定。また氏は州において8万を越すユースボランティアの支持基盤を育成し、集中的な訓練を通して彼らの能力を強化。意思決定、責任の委譲、権限当局との交渉、紛争解決、社会的動員などについてのスキルを訓練しただけでなく、インドにおける開発と民主主義に関する議論についてのオリエンテーションも行い、500人のMVFスタッフの核となるグループを育成した。 当日プログラム(予定)14:00 開場 【テーマ】日本のNGO・市民が果たす役割は何か、企業のCSRと児童労働、現地のNGOとのパートナーシップのあり方 【パネリスト】 【モデレーター】 16:00~ 休憩(質問票回収) |