インフォメーション

ガーナとチョコの活動について

Q.現在どのような活動をしているのですか?

ガーナでの活動の概要はこちらをご覧ください。 また、ガーナの「しあわせへのチョコレートプロジェクト」に関する最新の情報は、こちらをご覧ください。

Q.ガーナのカカオ生産地の児童労働者数はどのくらいですか?児童労働を禁止する法律や義務教育の制度はあるのですか?

2020年のアメリカの大学の調査では、ガーナのカカオ生産において約77万人が児童労働に関わっていると報告がありました。ガーナでは、児童労働は法律で禁止されており、児童労働をなくすための国家計画もあります。また、5歳から15歳(幼稚園、小学校、中学校)までは義務教育です。

Q.プロジェクトを行う中で課題はありますか?

ガーナのカカオ生産地の場合、児童労働は移民や移住労働者の問題などとも複雑に関係していて、カカオの生産地だけの問題ではないという現実があります。そのため、生産地での支援活動のほかに、政府などへの提言なども行い、政府の力も借りてより広い範囲で子どもを守る仕組みを作ろうとしています。

Q.チョコレートの売上はどのくらいカカオ生産地に還元されているのですか?(結局先進国のチョコレートメーカーが大半をとっているのでは?)

カカオ生産者に調査したカカオの買取価格と一般的なチョコレートの販売価格から考えると、チョコレートの売上のうちカカオ生産者が受け取った金額は、わずかであるのが現状だといえます。

売上の一部を寄付するキャンペーンなどを除き、メーカーがチョコレートを製造・販売することで多くの利益が出たとしても、その利益が生産者に還元されるということは基本的にはありません。

重要なのは、企業が原料を正当な価格で買い取るようにしていくこと、そしてサプライチェーン上の児童労働など人権侵害につながる問題を把握しようと努めることであるといえます。

すべての問題に一気に取り組むことは難しいですが、いくつものチョコレートメーカーや専門店などで、ガーナのための寄付つきチョコレートや児童労働のないカカオを使ったチョコレートの販売に取り組んでいただいており、カカオ生産地の児童労働をなくすため一歩ずつ進んでいます。

消費者である私たちがそういった商品を選ぶことで、よりよい企業活動を後押しすることができます。

         

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