幸せへのチョコレート

スマイル・ガーナ プロジェクトが始まりました!

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ガーナで、通称「スマイル」プロジェクトがスタートしました!日本語の正式なプロジェクト名は、「持続可能な農園経営と教育を通じた児童労働撤廃プロジェクト」。英語のプロジェクト名の頭文字を組み合わせると「SMILE」になるので、スマイル・ガーナプロジェクトと名付けました。
プロジェクトを実施するのは、ガーナ中西部に位置するアシャンティ州アチュマンプニュア郡のA村。周辺の集落をあわせて約600人が暮らしています。すべての世帯がカカオ生産に従事しています。

村の関係者会議で中学校の建設が決まりました。

3月25日に、プロジェクトについて関係者に内容を説明し、理解を得るための関係者会議を開きました。会議には、郡議会や社会福祉局、教育局など行政機関の代表者、村長を含む28人が出席しました。村の小学校からも児童代表者も出席し、村には中学校がないため、小学校を卒業すると1時間以上かけて隣村の中学に通うしかないという現状を訴えたところ、 郡の教育局長は、村に中学校を新設することを約束しました。 現在、9月の新学期に向けて学校建設のための準備が進められています。
会議では、教育の重要性について話し合われたほか、ACEが作成したDVDも上映され、日本でも活動が進められていることが伝えられました。 プロジェクトは、3年間の計画で活動を進めていきます。 1年目はまず、子どもを危険な労働から守り、就学を徹底させることに力をいれます。 学校環境の改善や子ども権利クラブの活動、カカオ農家の技術指導なども少しずつ行っていきます。

現地のパートナー団体と協力してプロジェクトを実施

村での活動を進めるのは、現地パートナー団体CRADA(クラダ)の2人のスタッフ。 CRADAは、国連子どもの権利条約に基づき、子どもの権利の保護と促進をめざし、2000年にガーナ人によって設立されたNGOです。 ガーナ第2の都市、クマシに事務所を置き、児童労働やストリートチルドレン、子どもの人身売買、エイズ孤児、 子どもに対する暴力や性的虐待などの問題に取り組んでいます。 プロジェクトマネージャーのナナさんは、「最大の成果を上げられるよう、村の人たちの主体性を高めながら取り組んでいきたい」と話してくれました。
村での児童労働をなくし、子どもたちがしっかりと教育を受けられる環境を作っていくためには、行政をはじめ、多くの関係者の協力が必要です。 スマイル・プロジェクトでは、現地の人たちの主体性を大事にし、関係者との協力関係を築きながら、これからも活動を進めていきます。
このプロジェクトの実施にかかる費用の一部は、宗教法人真如苑様からのご支援をいただいております。 温かいご支援に心より感謝いたします。

2009年5月27日 報告:白木 朋子

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  • カテゴリー:子ども・若者支援
  • 投稿日:2009.05.27