国際フェアトレード認証チョコレートが森永製菓から新発売~日本のナショナルブランドでは初!~
【ニュースリリース】
ACEのガーナの支援地区で採れたカカオを使った
国際フェアトレード認証チョコレートが森永製菓から新発売
~日本のナショナルブランドから認証ラベル商品発売は初!!~
特定非営利活動法人ACE(代表・岩附由香)が支援活動を行うガーナの特定地区で採れたカカオを使用した国際フェアトレード認証ラベル付きの「森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>」が、森永製菓株式会社(代表取締役社長・新井徹)から2014年1月14日に発売されます。国際フェアトレード認証(*1)を得たチョコレートが、日本のナショナルブランドメーカー(*2)から発売されるのは初めてです。
パッケージにはACEが支援したカカオ農家の写真が使われています(下記写真は商品を手にした村の子どもたち)
日本のナショナルブランド初、国際フェアトレード認証ラベル商品が発売された意義
森永製菓は2008年、創業110周年を記念したCSR活動として、売上連動型プロモーション 「1チョコfor1スマイルキャンペーン」を開始。対象商品1つにつき1円を売上から寄付し、国際協力NGOの協力を得て、カカオ生産国における子どもたちの教育支援やカカオ農家の自立支援の活動を行ってきました(寄付総額1億3千万円弱)。
ACEは2011年よりキャンペーンの支援対象団体となり、いただいたご寄付を通じて、ガーナのカカオ生産地で子どもたちを危険で有害な児童労働から守り、カカオ農家の収入向上などに取り組んできました。2013年1月に支援地区のカカオを使用したチョコレートが期間限定で販売され、さらに取り組みを発展させた結果、今回の国際フェアトレード認証付き商品が発売される運びとなりました。
この活動は、製菓メーカーの本業を活かし、NPOとの協働を通じて実現したCSRであり、日本のチョコレートの歴史を変える大きな一歩だと言えます。フェアトレードは、児童労働の問題を根本から解決する有効な手段のひとつであり、この取り組みがチョコレート・菓子業界だけでなく日本の産業界全体に伝わることで、児童労働を生み出さないビジネスの取り組みが促進されると期待しています。
お問い合わせ先
- 商品に関するお問い合わせ
- 森永製菓株式会社 お客様相談室
TEL: 0120-560-162
- ガーナの活動に関するお問い合わせ
- 認定NPO法人ACE(エース)
担当:白木、召田(メスダ)
TEL: 03-3835-7555 FAX:03-3835-7601
Mail: press@acejapan.org
2014年1月9日発行以降の掲載にてお願い申し上げます。掲載の際にはご連絡賜りたく重ねてお願い申し上げます。「森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>」の商品詳細は、下記の「森永製菓プレスリリース」をご参照ください。
ACEプレスリリース-フェアトレードラベルチョコが森永より発売
森永プレスリリース-2014年1月14日発売<1チョコfor1スマイル>
ACE支援地区のカカオを使用したチョコレート
森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>
発売日:2014年1月14日(火)~2月下旬
発売地区:全国/全ルート 内容量:20枚
参考小売価格:315円(税込)
「1チョコfor1スマイルキャンペーン」を通じて、ACEが支援してきたガーナのアシャンティ州で収穫されたフェアトレードカカオ由来のカカオマスを100%使用したフェアトレード認証チョコレート。パッケージには、国際フェアトレード認証ラベルと支援地区の生産者の写真を掲載。
ダース<ビター>
発売日:すでに販売中
発売地区:全国/全ルート 内容量:12粒
参考小売価格:105円(税込)
トップに華やかなカカオの香りがありつつ、後味はすっきり食べやすいビターチョコです。1チョコfor1スマイル支援地区で収穫したカカオ由来のカカオマスを5.9%使用しています。
- (*1)国際フェアトレード認証
- その原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て「フェアトレード認証製品」として完成品となる全過程で、国際フェアトレードラベル機構(FLO)が定めた国際フェアトレード基準が守られている事を証明します。
フェアトレードとは、開発途上国の生産者と安定した価格で継続的に取引することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をさします。 - <日本における認証機関>特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン
- (*2)ナショナルブランド・メーカー
- 全国規模で展開するブランドを有するメーカーのこと
ACEのガーナ・カカオ生産地での支援活動について
ガーナのカカオ生産地の子どもたちを危険な児童労働から守り、教育の質の向上と就学の徹底をめざす取り組みとして「スマイル・ガーナ プロジェクト」を2009年より開始しました。村人たちの意識改革と組織化を図り、子どもたちの就学と労働状況を監視するための見回り活動と子どもの保護、子どもの教育への理解を促すための家庭訪問、収入の少ない家庭に対する学用品支給、収入向上のための農業技術指導などを行っています。
ガーナで2番目に大きなカカオ生産地、アシャンティ州アチュマンプニュア郡の奥地で活動しています。ガーナ第2の都市クマシから車で約3時間、交通の便が非常に悪く、州や郡の行政サービスが届きにくい地域です。住民の大半がカカオ栽培で生計を立てています。近年、ガーナ北部や近隣諸国からの移住者も増えています。2009年から2011年の3年間で、4村254人の子どもたちを児童労働から解放し、新たに就学を実現し、学校環境の改善や農家の収入向上なども達成しました。また、中学校が新設された村では、中学3年生の卒業試験の合格率が、都市部の進学校に並んで100%を達成するなど、支援の成果が着実に実り始めています。
ACEは「(1)チョコレートを販売する、(2)売上から寄付を積み立てる、(3)ガーナの子どもを支援する、(4)カカオ生産地の児童労働をなくす、(5)支援地のカカオでチョコレートを作る」という5つのステップを掲げ、生産者と購入者をつなげる好循環によって本質的な問題解決に取り組んできました。今回の支援地区で採れたカカオを使用した国際フェアトレード認証付き商品の発売は、(1)~(5)までのサイクルが繋がった成果だと言えます。
森永製菓「1チョコ for 1スマイル キャンペーン」について
森永製菓が、創業110周年記念のCSR事業として、カカオ生産地の子どもたちの笑顔を増やすことを目的に立ちあげた売上連動型コーズ・プロモーションキャンペーン。対象商品の売上の一部が、教育環境整備や農業技術向上を通じたカカオ農家の自立支援を行う国際協力NGO(プランジャパン、ACE)の活動資金として活用されています。ACEは2011年より連携パートナーとして取り組み、カカオ生産地の子どもたちの笑顔が少しずつ広がり始めています。
認定NPO法人ACE(エース)
「世界中のすべての子どもが権利を守られ、希望を持って安心して暮らせる社会」を実現するため、1997年に学生有志が設立した、市民と共に行動し、児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGO。2005年にNPO法人化、2010年に認定NPO法人として認定されました。インドとガーナで子どもを危険な労働から守るため、教育支援や農家の収入向上などを実施し、日本で児童労働の問題を伝える啓発活動、政府への提言活動、企業へのソーシャルビジネスの推進活動を行っています。平成23年度 社会貢献支援財団「社会貢献者表彰」受賞、2012年には米国労働省「児童労働撤廃のためのイクバル・マシー賞」にノミネート。
森永製菓とACEとの協働
- 朝日新聞「(記者有論)フェアトレード 貧困なくすチョコ選ぼう 神田明美」:ACEと森永との協働紹介
- 日本の子どもたちのメッセージをガーナへ届けてきました
- 森永製菓:矢田社長に応援メッセージを届けてきました
- 森永製菓:2013年も1チョコ for 1スマイルの支援パートナーに
- 森永製菓:2012年も1チョコ for 1スマイルの支援パートナーに
- 森永製菓:1チョコfor1スマイルの支援パートナーに
ACE×森永製菓 受賞歴
2013年 第1回 日経ソーシャルイニシアチブ大賞 「国際部門賞ファイナリスト」
2013年 第10回 日本パートナーシップ大賞 「準グランプリ」、「オルタナ賞」
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- カテゴリー:プレスリリース
- 投稿日:2014.01.08