ACE交流サロン
ACEは、サプライチェーンにある人権課題への取り組みについて問題意識をお持ちの企業・団体の皆さまと一緒に、企業経営、団体運営、CSR(企業の社会的責任)やCSV(共有価値の創造)などについて知見を共有するための学びと交流のクローズドな場として、その分野の経験が豊富な有識者の方々を登壇者としてお迎えし、年間3〜4回の頻度で「ACE交流サロン」を開催しています。
過去に開催されたサロン
【第16回 ACE交流サロン】
カカオ生産地と日本企業の変化~ガーナからの声も届けます~(「しあわせへのチョコレート」プロジェクト活動報告 2023)
日時 | 2023年5月26日(金) 報告会16:00-17:45 / 交流タイム17:45‐18:30 |
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会場 | オンライン |
登壇者 | 白木 朋子:ACE 副代表、共同創設者 佐藤 有希子:ACE ソーシャルビジネス推進事業 チーフ 赤堀 友希:ACE ガーナプロジェクト マネージャー シャロン・アマンクワー:CRADA クワメ・アクルグ:CRADA |
2023年5月26日、「カカオ生産地と日本企業の変化~ガーナからの声も届けます~」と題して、第16回ACE交流サロンをオンラインで開催しました。今回は、ガーナのカカオ生産コミュニティで実施するプロジェクトの現地スタッフとリアルタイムでつなぐ、という初の試みにも挑戦しました。インターネットの環境が悪く直前までヒヤヒヤしましたが、何とか現場から生の声を届けることができ、チョコレート・カカオ関連企業や他法人会員企業、NGO、学生を含む個人の方々等、約50名の参加者のもと、盛況に終えることができました。
【第15回 ACE交流サロン】
ビジネスと人権が持続可能であるために~卵が先か、鶏が先か?~
日時 | 2022年12月5日(月) 15:00~17:00 |
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会場 | TIME SHARING Biz 東京駅前3F |
登壇者 | 河合 辰信さん(有楽製菓(株)代表取締役社長) 羽生田 慶介 さん((株)オウルズコンサルティング 代表取締役CEO) 白木 朋子(ACE副代表) |
第15回ACE交流では、2022年9月に主力製品であるブラックサンダーの原料をサステナブル原料に切り替えた有楽製菓株式会社の代表取締役社長 河合辰信氏と、ビジネスと人権に関する企業への支援を多数手がけ、「ビジネスと人権入門」を上梓された株式会社オウルズコンサルティングの代表取締役CEO 羽生田慶介氏をお迎えし、ACE副代表の白木朋子を交え、現状の取り組み、そして課題や今後の展望も含めたお話をお届けしつつ、参加者の皆様の意見交換や交流を行いました。
【第14回 ACE交流サロン】
「コレクティブ・インパクトによる課題解決へのチャレンジ最前線!」 ~チョコプロジェクト活動報告会~
日時 | 2022年6月9日(木) 15:00~17:00 |
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会場 | CIC Tokyo および オンライン(Zoom) |
登壇者 | 市川 歩美 さん(チョコレートジャーナリスト) 生田 渉さん(立花商店 取締役) 羽生田 慶介 さん(オウルズコンサルティンググループ CEO) 科野 裕史(不二製油グループ本社 CSO補佐) 岩附 由香(ACE代表) 白木 朋子(ACE副代表 共同創業者) |
第14回ACE交流サロンでは、6月12日の児童労働反対世界デーを控えた6月9日に、ACEチョコプロジェクトの活動報告会を開催いたしました。ACEは、2009年からガーナのカカオ生産地での児童労働をなくすための活動に取り組んできました。児童労働はさまざまなステークホルダーが関与する複雑な社会課題であり、ACEでは児童労働が発生してしまう状況をシステムとして捉え、システムを変えるために”Theory of Change (TOC)”という手法を用いて活動しています。
今回のサロンでは、ACEのTOCの紹介に加え、ACEがめざすものやそこに至るまでのアプローチ、これまでの成果、今後の展望などをお話しする機会を設けました。
【第13回 ACE交流サロン】
「なぜ今、人権課題に向き合うべきなのか?~繊維業界の事例にみる」
日時 | 2021年12月22日(水) 14:00~17:00 |
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会場 | オンライン(Zoom) |
登壇者 | 浦元義照さん(上智大学教授) 黒瀬友佳子さん(帝人株式会社) 及川有希子(ACE ソーシャルビジネス推進事業チーフ) 桐村 康司(ACE ソーシャルビジネス推進事業担当) |
第13回ACE交流サロンは「なぜ今、人権課題に向き合うべきなのか?~繊維業界の事例にみる」をテーマに、昨今注目が集まるテキスタイル・アパレル業界の人権課題を中心に焦点を当て、その向き合い方について皆さんと共に考える場を設けました。
【第12回 ACE交流サロン】
「企業×NGOで実現 サステナブルコットンの船出~学生とSDGsを達成する未来を考える~」
日時 | 2021年2月18日(木) 14:00~17:15 |
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会場 | オンライン(Zoom) |
登壇者 | 石川博一さん(興和株式会社) 古賀義政さん(株式会社イケヒコ・コーポレーション) 田柳優子(認定NPO法人ACE) マリエさん(株式会社HELL OF HEAVEN) NPO法人DEAR ME Kindai SDGs Association(近畿大学) やさしいせいふく |
ACE交流サロン第12回目となる今回は、サロン初の試みとして、企業だけでなく、若者・学生にも参加いただき、ACEがインドのコットン生産地の人権・環境問題を切り口に、サステナブルな商品を作る企業の取組紹介から、Z世代の学生・若者を招き、持続可能な未来に求めることを語っていただきました。
【第11回 ACE交流サロン】
「ESG 経営視点で見る 子どもの権利とビジネス」
日時 | 2020年10月29日(木)16:00~18:00 |
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会場 | オンライン(Zoom) |
登壇者 | 堀江由美子さん(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシーマネージャー) 村上芽さん(株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアマネージャー) 及川有希子(ACE ソーシャルビジネス推進事業チーフ) |
「子どもの権利」について理解を深め、ビジネスと人権に関する行動 計画(NAP)との関係や取り組みの先進事例について皆さんと共有する場を設けました。また、ビジネスの 中で子どもの権利をどのように尊重することができるのか、リスクや機会についてワークショップ形式で議論を深めていただきました。
【第10回 ACE法人交流サロン】
「2030年の未来を語る」
~SDGsが目指す未来を「初夢」で終わらせないために私たちは何をなすべきか~
日時 | 2020年1月22日(水)15:30~18:00 |
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会場 | 株式会社テラスカイ 会議室 |
登壇者 | 羽生田慶介さん(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 執行役員 パートナー) 田中太郎さん(日経BP社「日経ESG」編集長) 白木朋子(ACE事務局長) |
第10回の法人交流サロンは2020年の第1弾として、新春特別企画「2030年の未来を語る」と題し、デロイトトーマツコンサルティング合同会社の執行役員の羽生田慶介さんと日経BP社「日経ESG」編集長の田中太郎さんをお迎えし、お二人の対談からSDGsが目指す未来を「初夢」で終わらせないために私たちは何をなすべきかを皆さんで考える場となりました。
【第9回 ACE法人会員交流サロン】
原料調達から消費まで 持続可能性を高めるためには
日時 | 2019年9月4日(水)15:30~18:00 |
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会場 | 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター ニッセンケンビル7階 会議室 |
登壇者 | 松原 稔 さん(株式会社りそな銀行アセットマネジメント部責任投資グループグループリーダー) 山崎 利明 さん(一般財団法人ニッセンケン品質評価センター エコテックス事業所 所長代理) 岩附 由香(ACE代表) |
第9回目の法人会員交流サロンは、児童労働をはじめとするアパレル・繊維産業の人権課題を解決するビジネスの促進を目的として実施している「サステナブル・テキスタイル連続プログラム」の第2回目セミナーを兼ね、「原料調達から消費まで 持続可能性を高めるためには」と題し、株式会社りそな銀行の松原稔さんと一般財団法人ニッセンケン品質評価センターの山崎利明さんをお迎えして、「持続可能な調達」や「消費の見える化」などをキーワードに、企業の持続可能性を高める方法について学ぶ場となりました。
【第8回 ACE法人会員交流サロン】
ルール形成で世界を変える~企業とNGOの新しい連携の形~
日時 | 2019年4月18日(木)14:30~17:30 |
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会場 | みんな電力株式会社 コミュニティルーム |
登壇者 | 羽生田慶介さん(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 執行役員) 黒田かをりさん(CSOネットワーク 事務局長) 白木朋子(ACE事務局長) |
8回目の法人会員交流サロンは、3月に開催された「サステナブル・ブランド国際会議2019東京」のランチセッション「企業とNGOの連携最前線!児童労働撤廃から世界を変える挑戦」に登壇した一般財団法人CSOネットワーク 事務局長 黒田かをりさん、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社執行役員 羽生田慶介さん、ACE事務局長 白木朋子の3人によるメッセージを、更に「ルール形成」という視点から掘り下げました。
【第7回 ACE法人会員交流サロン】
SDGsを企業価値につなげる
日時 | 2019年1月29日(火)14:30~17:30 |
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会場 | DAYS赤坂見附 4A大会議室 |
登壇者 | 藤野洋さん(一般財団法人 商工総合研究所 主任研究員) 大川哲郎さん(株式会社大川印刷 代表取締役) 大石英司さん(みんな電力株式会社 代表取締役) 羽生田慶介さん(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 執行役員) |
2019年初回の法人会員交流サロンは、「SDGsを企業価値につなげる」をテーマに掲げ開催しました。スピーカーの方々には先進的な取り組み事例を幅広い範囲から紹介していただき、SDGsを企業価値につなげていくにはどうしたら良いか、強いリーダーシップによってサプライチェーンとどのように連携していくのかについてお話しいただきました。
【第6回 ACE法人会員交流サロン】
日本における児童労働と強制労働について
日時 | 2018年9月18日(火) 15:00~17:30 |
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会場 | 銀座ユニーク G-301号室(大会議室) |
プログラム |
・ゲストスピーカーのトークセッション |
登壇者と講演内容 |
太田まさこ(認定NPO法人ACE) 鳥井一平氏(NPO 法人移住者と連帯する全国ネットワーク) 杉本茂 氏(ANAホールディングス株式会社) |
6回目となる今回のACE法人会員交流サロンでは、「日本における児童労働と強制労働」をテーマに掲げ、日本国内に潜んでいるビジネスと人権の問題について掘り下げました。
【第5回 ACE法人会員交流サロン】
サプライチェーンの児童労働と環境に取り組む先進事例から学ぶ
~ 社会課題の解決を非競争領域とするグローバルなチョコレート産業
日時 | 2018年4月11日(水)15:30〜18:00 |
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会場 | TKP御茶ノ水カンファレンスセンター ホール2A |
プログラム |
・ゲストスピーカーのトークセッション |
登壇者と講演内容 |
Tim McCoy 氏(世界カカオ財団) 生田渉 氏(株式会社立花商店) 嘉納未來 氏(ネスレ日本株式会社) |
5回目となる今回のACE法人会員交流サロンは、多岐にわたる業種のCSR、調達、管理等の部門責任者や実務担当者の方々を中心に42名の参加者を迎え、たいへんな盛会となりました。
「コレクティブインパクトを通じて児童労働と環境の問題に取り組む ~社会課題の解決を非競争領域とするグローバルなチョコレート産業の事例~」をテーマに、世界カカオ財団副代表 ティム・マッコイ氏、ネスレ日本(株)執行役員 コーポレートアフェアーズ統括部長 嘉納未來氏、(株)立花商店 取締役 東京支店長 生田 渉氏にご登壇いただき、利害関係を越え、異なる複数のアクターが連携して課題解決を目指すコレクティブアクションの事例について学び合う貴重な機会となりました。
終盤近くにティム・マッコイ氏が語った言葉が、何人かの参加者に強い余韻を残したようです。
「これまでライバルとして切磋琢磨してきた企業同士が同じテーブルにつくことには違和感があるかもしれないが、コレクティブアクションにはプラスαの価値があるということを認識してほしい」「NPOと企業、市民団体と企業などが話し合う場合も、同じ問題を解決しようとするうえでは、立場の違いよりも共通点が多い」
(ご参考) なお、ティム・マッコイ氏が今回の訪日についてまとめたレポート”Japanese Members Focus on Cocoa Sustainability World Cocoa Foundation”のなか、後半部分でACE主催のこのイベントについて触れています。
【第4回 ACE法人会員交流サロン (兼 ACE新春フォーラム&賀詞交歓会) 】
SDGs時代の企業の事業・CSR戦略を学ぶ
〜アラインメント、現代奴隷制への対応と、企業行動憲章〜
日時 | 2018年1月24日(水)15:00〜19:00 |
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会場 | フクラシア八重洲(東京) |
プログラム | 第一部 新春フォーラム 15:00〜17:25 第二部 賀詞交歓会 17:30〜19:00 |
登壇者と講演内容 |
「企業のSDGsアラインメントと事例」 「adidas Modern Slavery Outreach 」 「持続可能な社会の実現に向けた「企業行動憲章」の改定 」 |
国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け企業の役割への期待は高まっており、これに応えることが必須になりつつあります。今回はSDGsを大きなテーマとし、どのように企業が事業やCSR活動に活かしていくのかを3名のゲスト登壇者を中心に探りました。
→ 詳細はこちらから
【第3回 ACE法人会員交流サロン】
日時 | 2017年9月12日(火)13:30〜17:00 |
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会場 | 銀座ユニーク カンファレンスルーム |
内容 | ・ワークショップ「このTシャツはどこからくるの?」 ・ビジネスと人権に関する情報提供 ・ACEの近況に関するご案内 ・参加者同士の交流、情報交換 ・(有志による懇親会) |
ACEが開発した教材「このTシャツはどこからくるの?」のワークショップを体験しながら、児童労働の現状の共有や児童労働をなくすために企業ができることについての議論を行いました。
この教材は、ACEが2015年に制作した教材で、公益財団法人消費者教育支援センター主催「消費者教育教材資料表彰」で最優秀賞をいただきました。児童労働やその要因は何かを理解し、児童労働と自分の生活とのつながりを発見し、児童労働をなくすためにどのような行動を起こせるかについて考えることをねらいとしています。社内研修のほか、中学校、高校、消費者教育などで広くご活用いただいています。
「児童労働をなくすことは難しい」と最初は主張していた人たちも、ゲームのなかで起きた「ある事件」がきっかけとなって、みんなで協力して「児童労働をなくしていこう」という議論ができました。教材のなかの映像やワークショップを通じて、「コットン畑で子どもが働いている具体的なイメージが分かった」「CSR活動の意義を伝える手段として、社内研修にワークショップ形式の教育を取り入れていきたい」などの感想を参加者の方々からいただきました。
【第2回 ACE法人会員交流サロン】
日時 | 2017年5月30日(火)13:30〜17:30 |
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会場 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 |
内容 | ・ソーシャル・イノベーション ・パイオニア プログラム紹介(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社) ・ゲーム「2030SDGs」の実施(一般社団法人イマココラボ) ・ACEから最新情報の提供とご案内 ・グループワーク(参加者同士の交流、情報交換) ・(有志による懇親会) |
2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」への理解を深め、達成に向けてなにができるか考えるために、一般社団法人イマココラボに特別協賛をいただき、みなさまにゲーム「SDGs2030」を体験していただきました。
ゲームの実施後の振り返りを通じ、参加者の方々から「自分自身が経済優先で生きていたことに気付いた」「まず行動してみること、他者と協働してみることが重要と感じ、実世界でも行動に移したいと思えた」などの感想が聞かれました。
また、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下DTC)から、「ソーシャル・イノベーション・パイオニア」プログラムについてご説明いただきました。 従来からDTCでは経営コンサルタントとしての立場から社会課題解決に向けた取り組みを積極的に行っていましたが、政府と企業だけでは解けない問題に対してNPOの力も必要と判断し、協働プログラムを開始しました。SDGsに関連する様々な問題に対し、分野を横断する形で世論喚起し、消費者教育やルール形成などにもNPOと協働して今後も取り組んでいくという方針について語られました。ACEは、このプログラムをきっかけにDTCと協働を始めています。
【第1回ACE法人会員交流サロン】
日時 | 2017年3月3日(金)15:15〜17:0 |
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内容 | ・ディズニー社Corporate Citizenship紹介とインターナショナル・レーバー・スタンダード・プログラムの活動事例 ・ACEからの最新情報の提供とご案内 ・質疑応答etc ・(有志による懇親会) |
ACEの法人会員であるウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社にご登壇の協力をいただき、ディズニー社が行っているインターナショナル・レーバー・スタンダード・プログラムの活動についてご紹介いただきました。
ディズニー社はサプライチェーンへの取り組みを1996年から先進的に始めた企業であり、ブランドをとても大切にしているからこその活動であることが強く感じられました。
質疑応答では、監査や調達国方針、二次・三次サプライヤーに対するアプローチなどに関する参加者からの質問に丁寧にお答えいただき、貴重な情報を共有していただきました。 最後に、参加者同士で意見交換の時間を設け、話を聞いて考えたことや自身の活動にどう活かすことができるかなど話しあっていただきました。
終了の呼びかけを行ってもなかなか話し合いが収まらないほど意見交換は盛り上がりました。
*法人会員交流サロンは、原則としてACEの法人会員企業・団体に所属されている方を対象とし、一部の例外を除き無料でご参加いただけます。
(非会員企業・団体の方は会員の紹介がある場合に限り、1回のみ無料参加可)
ACE法人会員について
児童労働問題の重要性を理解し、賛同いただける法人様に会員としてACEの活動を支えていただいております。