2012年10月26日
10月26日は原子力の日らしいです
5年日記なるものをつけはじめて2冊目で初めて10月26日の欄の右上に「原子力の日」と書いてあることに気づいた。ぎょぎょっ、とした(サカナクンではない)。
もともと原子力発電は好きではなかったが、そういう日があること自体に政府の原子力推進の思惑から安全神話を想像してしまいぞぞっとした。
そういうものに強い嫌悪感を抱くようになったのは原子力推進のポスターがきっかけだった。もう10年以上前だと思うが、最寄りの駅に貼ってあったそのポスターは、原子力エネルギーを太陽に模して、まるで自然かつあたりまえのもののように原子力発電を見せていたのだった。
ま逆のものなのに・・・こういう間違ったイメージ植え付けるの許せない・・・
と、思わず眉間にしわがよってしまうような不快感を覚えたその感覚を思い出した。
「時間を巻き戻してほしい」
とこれまでの人生で一番願ったのが、福島原発の事故が起きて世の中がパニックに陥っているときだった。私はちょうど退院直後の自宅リハビリ中だったため、TVで状況を確認しながらACEのスタッフに逐一情報を入れていた。
決定的に何かが、多くが、そして人によってはすべてが変わった日だったはず。
もう二度とこんな思いはしたくないから、原子力以外のエネルギーの道を探そう。
廃炉や核のゴミのコストを考えたら、それ以外のものこれから投資しても、採算が合いそうなものだ。
そういう意思決定を日本政府がしかけたのに、閣議決定をしないというのは、本当によくわからないけど、残念だ。決めたら、これまでのものを覆すことになっても、「ごめん!路線変更!」とそれを突き通してほしい。負けるな!ニッポン。