2005年8月1日
フジロックフェスティバルのNGO Villageに出展!
フジロックフェスティバル05に参加してきました。この野外音楽フェスは、その歴史、豪華な顔ぶれもさることながら、環境への取り組みが熱心で世界一きれいな野外フェスという顔も持っています。
私は今回初めて参加させてもらったのですが、A SEED JAPANのごみゼロナビゲーションのボランティアのみなさんが雨のなか、ごみ捨て場の前に立ってゴミの分別を呼びかけている姿をあちこちで見かけました。
この音楽フェスを楽しみたいというみんなの気持ちが、ごみのない気持ちいい会場、またリサイクルによって前年回収された紙コップがトイレットペーパーになったり、環境への付加の軽減を心がけるところに自然とつながっているところがとてもステキだなと思いました。
NGO Villageにブースを出展
ACEは、フジロックフェスティバルの中のNGO Villageに、オックスファム・ジャパンとアフリカ日本協議会の3団体でひとつのテントを共有し、みんなで交代しながらブースに来るお客さんの対応をする合間にステージを楽しませてもらいました。
ブースには本当にいろんな方が来てくださいました。SMASH(フジロックの運営会社)のロンドン支社で働いているという男性と話をして、フジロックは本当にクリーンだ、と話をしていました。この方はACEが今回初めて作成したT-shirtsを買ってくださり、最後の夜のDJをするときに着てくれる、とゆっていたのですが、本当に着てくれたことが判明!嬉しい。
またJ-WAVEの「LOHA モーニング」を担当されている方もいらっしゃって、日曜日の朝に、サッカーボールの児童労働のことを放送してくださいました!聴いた方、いらっしゃいませんか?なんでもこの方は、リフティング
(頭でやるほう)の記録を持っているとかで、サッカーボールに興味を持ってくれました。
メキシコから来た、など海外から来た方も多くいましたが、北海道、大阪、神戸など遠くから参加されている日本の方もたくさんいました。そういった方々と写真などを見ながら話をしたり、サッカーボール縫いを体験してもらいながらサッカーボールの話をしたり、短い時間でも結構深い話ができたりして、それがとても個人的には楽しかったです。
ステージはThe Beach Boysを前のほうで見ました! Surfing USA や COCOMO を聴いて、海に行って、サーフィンをやりたい気分になりました!
ホワイトバンドを1100個販売
今回はオックスファムと一緒に「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンのホワイトバンドを販売したのですが、予想をはるかに超える1100個を売り切りました。このキャンペーンへの関心の高さが伺えます。今回はアーティストの演奏の合間の「NGOアピール」の時間にもこのキャンペーンのことを話させてもらいました。観客数最大4万人という一番大きなグリーンステージで、「あなたのほっとけない気持ちを態度で表してください!」と、指クリックをしました。ちょうどお昼の時間になったこともあって、人はまばらでしたが「アピール聞きましたよ」といってブースに来てくださる方々もちらほら。
あまりにも広くて、遠すぎて見えなかったけど、「けっこうみんな指ならしてたよ」と観客側にいて見ていた人がゆっていました。
はじめてのフジロックフェスティバル参加を通じて
今回初の試みであったこのフジロックフェスティバルの参加でしたが、こういった「音楽のお祭り」の中にNGOが関わるということを体験して、フジロックの参加者がブースに寄ってくれたり、ごみゼロの活動を目にして、そこできっと何か来てくれている人も感じるものがあったのではないかなと思いました。すぐに結果は出ないかもしれないけれど、これが小さなきっかけとなって、環境問題や世界の貧困、災害、エネルギーの使い方などに関心をもってくれたらいいなと思います。私たちの団体も、関心を持ってもらいやすいようなものをきちんと出せるようにしていきたいと思いました。
また、こういったイベントにNGOが入るという仕組みをいろいろなところでもてれば、NGOの活動ももっと広がるの可能性があるのかな、ひとつのモデルとして、このフジロックは成功例なのでは、と思ったのでした。
フジロックから帰って、今はなんだか海外旅行から帰ってきたような気分です。ほんとにあそこは別の世界でした。今日からまた、暑い東京で、ミーティング+パソコンに向かう毎日です。