2006年7月24日
児童労働と貿易・調達の関係性
日米センターNPOフェローシップでアメリカに来て、3ヶ月が経ちました。英語での仕事にもだいぶなれ、間違っても気にしないようになり、神経が太くなっているのを感じます。胃もアメリカンサイズになってきている気がして、日本帰国時にスーパーサイズ・ユカになっていないかやや心配しております。
アメリカでは、児童労働のアドボカシーの研究の一環として、いろいろなNGOを訪問してインタビューしています。先週はカリフォルニアに行き、サンフランシスコとロサンゼルスでNGOを訪問しました。アメリカでのアドボカシーは、貿易政策がからむことが多く、またそれがあたり前のように話されるので、日本とずいぶん違うなぁと思います。
児童労働と深い関係のある貿易と調達の現場
日本政府が「児童労働で作ったものは輸入しない」と宣言する姿が思い浮かべられないのは私だけでしょうか。アメリカはビルマからの輸入禁止品目があり、またカリフォルニア州政府はスウェットショップで作られた製品を州政府が調達することを禁止する法律があるそうです。また大学がそのような調達の方針を持っている場合もあります。
児童労働で作られた製品をなくすためにできることとして、日本でも取り組むことが可能なのかどうか、考えてみたいと思いました。