児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

メディア掲載

2011年1月16日

NHK-BS1「地球ドキュメント ミッション」で取り上げられました!

2011年1月16日放送、NHK BS1「地球ドキュメント ミッション Mission #21 カカオ畑から子どもを救え」が先ほど放映されました!ACE事務局長白木のガーナでの奮闘ぶりがうかがえます!

白木はガーナで「ヤーサントゥーワ」と呼ばれています。2008年、初めてガーナを訪れた時、現地のパートナーNGO、CRADAのナナさんがはじめて会った日につけてくれた名前です。「ヤーサントゥーワ」は、ガーナ版ジャンヌ・ダルクとも言えるような民衆を率いて戦ったガーナの伝説的な人物で、ガーナ人ならだれでも知っています。

意志の力で人身売買から子どもを救った

この名前はまさにピッタリだと思っています。人身売買の被害にあっていた子どもたちを救出するとき、行政の人たちを説得し、休日にも関わらず警察を動かしたことがありました。あの時まさに、白木が煮え切らない担当者に詰め寄って「今日できるって今言った?それなら今救いに行きたい!」と、啖呵を切った姿はまさに、みんなを率いて戦う「ヤーサントゥーワ」そのものでした。白木の強い意志によって人々がちょっとづつ変わり始め、いつもよりも少しだけ大きい責任をになってくれたおかげで、人身売買から子どもを救うことができました。意志の力が、まわりを動かしたんだと思います。

ちなみに、私にもガーナ名があります。「エノ・ブルヮ」というのですが、この人はたくさんの子どもを助けようとした人らしく「こんなに面倒を見なくてはならない子どもがいてどうしましょう」( So many children to take care of. What should I do?)という決まり文句があるようです。ACEが活動するするために資金を得ようとかけずりまわっている私にピッタリ(!?)な名前なわけで(笑)。

白木も私も、不思議なほどぴったりのガーナ名をいただいたね、と人身売買の救出をしたあの日、警察長官の自宅の敷地内で、面会の順番を外のベンチに座って待っているときに、緊張の連続でわけのわからないテンションになっている中で、しみじみと笑いあったのを思い出します。

子どもたちを救うために必要なこと

この人身売買の一件で痛切に感じたのは、「お金があるかないかで目の前の子どもが救えるかどうかが決まってしまう」とい悲しい現実です。こんなに悔しいことはありません。だから、少しでも共感して下さった方にはぜひ、ご協力をいただきたいです。

白木から番組を見たみなさんへのメッセージはコチラ

 

ちなみに、番組に出てきた菓子メーカーは、、、チョコの形などでわかった方もいるかもしれませんが、森永製菓です。ゴッドフレッドくんは、ACEのNPO法人化5周年を記念する事業の一環で来日し、森永製菓の工場を見学をさせていただき、社長さんにも面会することができました。

現在、森永製菓から「1チョコfor1スマイル」キャンペーンを通じて、ACEのガーナでの活動を応援いただいています。こちらの取り組みも、ぜひ応援よろしくお願いします。

 

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