2006年5月6日
児童労働者数は2億4600万人から2億1800万人に(2006年)
国際労働機関(ILO)が発行しているグローバルレポートの2006年度版が発表されました。今回のレポートのタイトルは「The End of Child Labour: Within Reach」です。
アジアでは、中国やタイで児童労働者が減ったことにより児童労働者数は全体として減少傾向に。しかし、サブサハラ以南アフリカでは、HIV/AIDS(エイズ)の影響で深刻。4年前の2002年に国際労働機関(ILO)が発表した2億4600万人だった児童労働者数に対し、11%減少し2億1800万人と発表されました。
報道によると国際労働機関(ILO)は「2016年までに最悪の形態の児童労働をなくす」と言っているとか。(※ACEの目標と1年違いで内容も微妙に違いますが)ミレニアム開発目標のゴール年である2015年から1年ずらしたその意図とは?!?! 気になります。
児童労働問題に熱心で、アメリカ政府に児童労働への取り組みに対しお金を出させることに成功してきたトム・ハーキン議員もこの発表に対しインタビューに応じた模様。ハーキン議員は、児童労働関連の法案を議会に提出したことで有名。最近はカカオ産業の児童労働でも活躍。