2009年8月20日
女の子はつらいよ
今日はコットン畑で働く女の子と家族のインタビューをしました。
コットン畑で子どもを働かせる契約をすると高額な前金がもらえるため、家族が前金目当てに女の子の労働に依存している状態であることがわかりました。同じ家族でも、男の子だけ学校に行かせて、女の子は働きに行かせるというはっきり男女の優先順位を区別している傾向も見られました。
これまでの調査でインドの農村の社会文化的な背景はわかってはいたものの、学校に行きたいのに行けない12歳のお姉ちゃんと、当たり前のように学校に行く天真爛漫な6歳の弟を目の前にして、理不尽さをつくづく感じました。
私は勉強したくなくても教育を当たり前のように受けてきたのに、インドのこの子たちはそのチャンスすら与えられない。
この現実に私たちがどう向き合い何をするのか、それを現地で活動するインドのパートナーNGOと考え、プロジェクト内容に変更を加えて行きます。