2014年11月7日
桐朋にサンキュー
今週は講演ウィーク。水、木、金と3連ちゃんでした。
大阪出張の帰りの新幹線で、このブログ記事を書いています。
火曜日に行った講演は、我が母校、桐朋女子の中学2年生の総合的学習の時間。卒業生が9人も呼ばれていて、中学2年生のみなさんが誰の話を聞きたいか自分で選んで、在校中に学んだことや、今やっている仕事の話を聞く、というものでした。
卒業してから、話をしにいくのはこれで3度目です。こんな形で母校に戻ることがあるとは、思っていなかったなぁ。
講演は、はじめに私の桐朋生活の写真等をちょっと見せて、桐朋の思い出を振りかえってから、今の仕事の話をしました。
1年の最大のイベントである体育祭で、応援企画をしていたこと、800メートル障害リレーで新記録を出したことなど、もっぱら授業外活動でいかにいろいろなことを学んだか、気付けば今も「みんなで何かを成し遂げる」ということが好きという話をしました。女子高にもいろいろなタイプがあると思いますが、桐朋女子はアクティブな、そしてゴーイングマイウェイな子が多いような気がします。5月の体育祭は学年対抗なので、中1から高3の6学年対抗でだいたい高2か高3が勝つことになります。それ以外にも文化祭(9月頃)は高校3年英が一番盛り上がりますし(受験なのに!)、それなりにみんな進学するのですが、勉強以外のことも熱心な学校だったのです。
私は優等生タイプではなく、校則違反のリュックを校長先生に直に怒られたり、ピアスを注意されたり、授業中もぺちゃくちゃしゃべったりと、どちらかというとよく怒られていたかもしれません。でも今振り返ると、それがいやな怒り方じゃなかったな、と思います。大人になってから改めて、いい先生たちだったのだな、と思います。
実は私は小学校から桐朋なのですが、今年の夏には、校舎が建て替えのため壊されるということで同窓会があり、そこでも懐かしいみんなや、大好きだった先生との対面をして、楽しい時を過ごしました。この小学校の担任だったO先生も、私たちが初めて担任を持ったクラスだったこともあり、本当に愛情を注いでくれました。親や親族以外に最も愛情を注いでくれた初めの人だったかもしれません。卒業式の時に「僕はみんなを愛しています」と言われたので、親族以外で愛しているといわれた男性は、O先生がはじめてです(笑)。
そして、何よりもかけがえのない財産が、友達です。
ちょうど先週末には「ダブル成人式」と題し、桐朋女子の卒業生が20人以上集まって、みんなで食事会をしました。海外で暮らしている友達の帰国にあわせて集まり、夜の部では、久々の人も含め、これまでの人生の岐路を振り返り、うひゃーそれは大変だったね!よくがんばった!とたたえ、これからの人生の健闘を祈って!?わかれました。今はFacebookでつながっている同級生も多く、なんとなくお互いの状況がわかっていることもあって、久々に会ってもそんな感じが全くしないのですが、きっとFBがなくてもすぐうちとけて話せて、お互い「変わってないねー!」って思えるのが、桐朋生の楽しく楽なところです。考えてみれば、なかなか人に話せない家族のことや、人生の迷っている時に、相談したい友達は、桐朋生が多いかもしれません。
6歳から、もしくは12歳からのつきあいで、これまでの恋愛遍歴!などを含め互いに知っている特に仲の良い友達たちは、そこにある安心感と信頼度は家族同様、いやそれ以上かもしれません。
というわけで、39のサンキューの2つ目は、桐朋にサンキュー!
私の人格形成に大きな影響を与え、人生のかけがえのない友を作ってくれた学校。
特に今年は、40を目前にしてその影響がいかに大きかったか、実感した1年でした。
<高校3年生の体育祭。ドラクロワの絵は放課後残って美術部の子たち中心にみんなで絵を塗りました。この前で
学年350人でひとつのパフォーマンスをくりひろげる「応援」を企画し、指導するのが応援企画です。この写真は多分、優勝が決まって、みんなで記念写真をとっているところ。私は真中らへんでピンクのTシャツを着てます。本当はかけてはいけないパーマがかかってます>