2014年12月8日
命を授けてくれてサンキュー
私には2歳になる子どもが1人います。
そして、実はまた新しい命を授かり、1月に出産を予定しています。
子どもを授かること自体が本当に幸運なことなのだと気付いたのが30代後半でした。
2007年に32歳で結婚してから、しばらくは子どもができないように注意していました。2008年のG8サミットに向けた活動で重責を担うことになり、いまここで妊娠したら大変!と思っていたからです。
しかし年齢も年齢なので、40歳までには・・・と思ってその後トライしてみても、すぐ出来ると思っていた子どもがなかなかできませんでした。調べてみても、はっきりとした原因があるわけでもなく、不妊治療も試みましたが、なかなかうまくいきません。子どもを授かるということが、どれほど奇跡的なことなのかを、身を持って知りました。このまま出来なかったらどうしよう、先延ばしにしなければよかった、など、いろいろな不安や後悔がよぎりました。
幸い、2011年に子宮筋腫の手術をした後、自然妊娠し、その子どもがいま2歳。そして、また新しい命を授かることができました。現在妊娠9カ月。お腹の子どもは、日々ぐるぐると動いて、生まれてくる準備に勤しんでいるようです。
今回の妊娠がわかった5月、私の心情は複雑でした。出来れば子どもは2人欲しいなぁ、という想いはあったのですが、まさか!という感じの妊娠だったので、正直「嬉しい」よりも「どうしよう」という気持ちのほうが大きかったのが事実です。子育てと仕事の両立のジャグリングにも慣れてきて、10月にはインド出張に行くつもりで、来年に向けてバリバリ働くぞー!、という気持ちと、相棒の白木も結婚したばかりで、これから出産をするかもしれない、という想定がある中で、私だけ先に2人目なんて・・・、と。財政的にも課題が多く、自分が仕事を休むことの影響を考えると、ただでさえ十分な責任を果たせてない気がするのに、どうしよう、言えない・・・というような気持ちでした。スタッフに話して、みなが喜び理解を示してくれるまでは、申し訳ない気持ちのほうが大きかったのです。
それに加え、5月~7月は、前回よりもひどいツワリで、でも妊娠初期なのでなかなか説明も出来ず、しかし講演など代わってもらえるものでもなく、頭がまわらずしんどい中で仕事をしながら、かなりどんよりとした2か月半を過ごしました。8月からは、妊娠糖尿病と診断されて血糖値を測らなければならず、高齢出産のハイリスクさを身を持って知りました。先月、今月は妊娠後期に入り免疫力が低くなっているのか、風邪をひいたり体調を崩したりして、かなりまわりに迷惑をかけてしまいました。
そんなこんなの妊娠生活でしたが、幸い赤ちゃんは順調に育っていて、うまくいけばあとちょうど1カ月で、生れてきます。1月から3月末まで、出産・育児休暇をいただき、4月から職場復帰する予定です。関係者のみなさまにはご迷惑をおかけすることもあると思いますが、新しい命を授かったことに喜び、出産後の体調を立て直しながら、少しの間赤ちゃんとの時間を過ごさせていただきます。ご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いします。
というわけで、4つめのサンキューは、神様のお計らいへ。
神様、命を授けてくれて、サンキューです!