2004年10月25日
「NGOスタッフのための国内事業ハンドブック」完成打ち上げ
今日は開発教育協会(DEAR)のYださん、T中先生、Mやけさん(SVA)と共に「NGOスタッフのための国内事業ハンドブック」の打ち上げを新宿で行いました。このハンドブックは、開発教育協会(DEAR)が主催で行った研究会の内容をまとめたものです。
これからNGOスタッフになるひと、NGOを立ち上げた人、NGOが国内でどんな活動をどんな風にやっているのかを知りたい人にはオススメ!の一冊です。詳しくはDEARのホームページを!(Y田さん、約束どおり宣伝しましたよ~)
私はほとんど役に立っていなかったのだけれど(笑)、一応編集委員として関わっていました。このハンドブックはずいぶん前にできたのだけれど、T先生が研究のためタイへ1年間行っていたので、その帰国を待っての打ち上げとあいなりました。
NGOの人件費と、NGOの資金調達方法の一つ、助成金
会場の沖縄料理屋はMやけさんが「ホットペッパーで探した」というところだったのですが、新宿のドンキ(職安通りのほう)の横にある、いまだかつて踏み入れたことのない地域にあり、この店先にはトッポギなど韓国料理が売っていて、名前は新宿亭なのにその中にまた沖縄亭っていう店があって沖縄料理をサーブしている、というかなりなんでもありな店。しかもおばちゃんがお客さんと一緒にがっつり座って飲んでいて、「ハッスルハッスル」とたまに盛り上がっているというそんな中、「NGOの人件費ってどうしたらいいんですかねぇ」なんて地味ーな話をしたりしていました。
NGOが事業をする時のお金集め(資金調達)の方法のひとつとして、助成金の獲得がありますが、それをとるのはいいけど、助成金でやる事業を行う人の人件費は助成金でカバーされない(助成項目に含まれないため申請できない)ことが多く、スタッフは忙しい上に自分の給料をどっから持ってこようかに頭を悩まさないといけない、、という状況が生まれてしまうことが小~中規模のNGOではよくあります。
人件費がきちんと確保できないと、有給スタッフの人生がそれに翻弄されるわけで、かなり重要な問題になるのですが。(ACEは有給スタッフが今のところいないのでこの問題はなし)
持続可能な開発とか言う前に持続可能な組織運営だよなぁ、なんて今日もまた、NGOの組織基盤強化の必要性をオリオンビールを飲みながら語ってしまったのでした。