2009年6月26日
オランダに比べて日本の児童労働に対する取り組みは遅れている
今日は、児童労働ネットワークで招聘しているお2人のゲストが、新聞社でインタビューを受けるのに同行しました。
オランダから来日したベロニクさんは「日本の外務省のホームページには、途上国との貿易が日本の貿易の48%を占める」と書いてあったことを引き合いに出し、「児童労働の約7割が農業分野であることから、日本で消費するものの多くも元を辿れば児童労働があるはず」とインタビューに答えていました。
これはまさに、私たちが繰り返し、円卓会議や講演などでも主張していることと同じです。ですが、日本ではなかなか実感してもらえていない気がします。
Q.調達先に児童労働はありますか?→A.日本ではありえないよ
オランダでは、先週オランダ政府があらゆる政府レベルにおいての調達を児童労働がないものにするための規制について話し合いが行われたとか。オランダは日本と比べて、児童労働問題に対する取り組みがすごく進んでいるんです!
今、日本で調達先の話をしても「日本でそれは有り得ないよ」なんて言われたりしますが、すでに先例があるので、出来ないはずはありません。ゲストのお2人を迎えて一緒に時間を過ごすなかで、とにかく今は聞いてもらえなくても、言い続けることが大事なのだと、確認することができました。