2013年9月8日
児童労働世界会議にEUは積極的役割を担うと表明
世界会議について調べている中で、今年の児童労働反対世界デーにあわせて、
EUが児童労働世界会議に向けこんな声明を発表していたことに気付きました。
http://www.euinjapan.jp/media/news/news2013/20130612/100026/
人権と民主化に関するEUの戦略的枠組みは以下にあります。この文書の位置づけは詳しく分析できていないのですが、こういうものがあること自体が日本では考えられないかも・・・
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/EN/foraff/131181.pdf
その中で特に児童労働について書かれている部分は大きく2か所です。
とくに19では今回の世界会議へのインプットをするとかかげており、
EUが重視し ていることが明らかです。.
日本は・・・日本の最悪の形態の児童労働リストもないと思うのですが、
人身売買が増えている(夏休みに中高生など)との報道もあり、
日本の 児童労働についてもILO182号条約の遵守のためにやってもらわないと・・・
そして世界の児童労働についてももっと関心を持ってもらいたいです。
以下のEU枠組み抜粋では、いつ、誰が(EUのどの機関またはレベルでやるのか)やるかまで
書かれていて、すごいなぁ…(ため息ばかりついていてはいけませんが)
15. Ensure promotion of human rights in the external dimension of employment and social policy Promotion of universal ratification and implementation of the four ILO core labour standards: the ban on child labour, the ban on forced labour, non-discrimination and freedom of association and collective bargaining. Ongoing EEAS Member States Commission
19. Promotion and protection of children’s rights
(a) Conduct a targeted campaign on the rights of the child with a specific focus on violence against children. (2013 EEAS Commission)
(b) Step up efforts to implement the Revised Implementation Strategy of the EU Guidelines on Children and Armed Conflict, and in particular continue to support the work of the UN SGSR CAAC and UNICEF. (End 2014 EEAS Commission)
(c) Ensure EU input to the World Conference against Child Labour. (2013 EEAS Commission)
(d) Promote the establishment of up-to-date hazardous work lists (C182, Article 4). (Ongoing Commission Member States)