2013年9月11日
児童労働に反対するグローバルマーチの想いで(1)
1997年、児童労働に反対するグローバルマーチが開催されると知ったとき、
世界中の大陸をマーチしようなんて、こりゃすごいアイディアだ!と思いました。
はじめはみんな「そんなことできっこない」と思ったそうです。
実際に児童労働に反対するグローバルマーチにインドとスイス・ジュネーブで
参加したのは、日本人では私だけですが、その最後のマーチが終わった後
みんなで輪になって一言づつ話をしました。
インドやネパール、バングラデシュやフィリピンの元児童労働者の子どもたち、
南と北のNGOのスタッフ、そしてその中には発案者でありグローバルマーチ代表のカイラシュ
サティアティさんもいました。
その時に、イギリスのNGOの人が話したことがとても印象に残っています。
「はじめにこのアイディアを聞いたとき、そんなことできっこないって思った。」
確かに、5大陸をマーチするなんて、おいそれとはできないし、資金もかなりかかります。
その人は、だけどいま、自分はここにいて、本当にマーチができてしまったことを
とても穏やかな笑顔で喜んでいました。
児童労働の問題もそうだと思います。問題が大きくて、複雑で途方にくれそうに
なるけれど、そこでふんばって、「どうしたら児童労働がなくせるだろう?」と
考えてみること。それが大事なんだと。
グローバルマーチは私にそんな大切なことを教えてくれました。
そのグローバルマーチをバーチュアルに再現し、10月8日からの児童労働世界会議
in Brazilを盛り上げよう!という企画がいま展開されています。
なんで途中からスペイン語になっちゃうのかわかんないのですが(笑)
なんとか参加できます。
あなたもぜひ、マーチに参加してください!