2004年8月24日
市民参加条例作りに初参加
「子どもの参加」や「参加型開発」などなど、NGO活動の中で「参加」を取り扱うことが多いのに、地元で何も「参加」していないことに前から少し居心地の悪さを感じてました。
先日、駅の掲示板でふと目に留まった「市民参加条例を作る会」。誰でもいつからでも参加できると書いてありました。電話で問い合わせ、どんな人がどんな雰囲気で集まりをしているのか、どきどきしながら昨日初参加しました。
遅れてきた人にも丁寧に説明
私が遅れて入った市役所の会議室には、10人の市民、および職員の方が集まり、なごやかかつ真剣な雰囲気で議論をしています。その議論の傍ら、事務局の方がこれまでの資料をもとに経過を丁寧に説明してくださって、なんとなくこの会のおぼろげな形が見えるようになりました。初めて参加する人(しかも遅れた人)への対応がこんなに思慮深いことにまず感心。
しばらくは議論を聞いているという感じでしたが、その後、遅れて来た方が偶然にも顔見知りの大学の先輩だったり、休憩後自己紹介をさせてもらったりしてなじんできて、後半は初参加にも関わらず感じたことをけっこう言わせていただきました。ひとつひとつ、丁寧に議論しながら、本当に手作りで進めていることがわかって、うん、いいなぁ、と。今後どうなっていくのか、また参加してみたいと思うミーティングでした。
グローバルとローカルの「参加」
ちなみにこの先輩も、私とは違う駅で同じ案内を見て興味を持って前回から参加しているとか。先輩とは国際開発の大学院生の勉強会で知り合ったのですが、今は大学で助手をされています。お互いに少し時間の余裕ができて、やっぱり同じような問題意識(国際的な問題を議論するときに参加を論じているが実践があまりない)で、さぁ何かしよう、ということでこういうところに出てきてしまうっていうところが、やっぱり私たち頭でっかちですよね、と笑ってました。
頭で考えるばっかりではなく、体で感じる「参加」を、ローカルで実践していけたらいいなと思っています。