2004年10月20日
駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人
久々の日記です。
※実は、ブログ更新のためのIDとパスワードを忘れかけてました。。。
日記は更新してませんでしたが、ACEは活動しております。最近では、「ボランティア説明会」を開催し、こじんまりながらもこの先一緒に活動するのが楽しみなメンバーが集まってくれて、児童労働の基本講座+ACEの活動紹介を行いました。
説明会の最後には「じゃあ私はこれをやります!」と自らACEでどんなボランティアをしたいのかを、みな宣言してくれました!次回このミーティングの続きが11月14日(日)に行われます。具体的な事業について話を進めていきますが、飛び入り参加も歓迎です!
ごっつええタイミングのおばあちゃん名言
さてさて。今日はタイトルにある、おばあちゃんの名言について書きたいと思っています。
今年74歳のおばあちゃんは、これまでも様々な名言をごっつええタイミングでゆってくれました。
「人一人を知ることは、百冊の良書にもまさる」という言葉を教えてくれた直後、私には涙が出るぐらい感動した出会いがあったこともありました。
今回の名言は「駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」です。
要は、この世の中には籠に乗って楽な生活を送っている人がいれば、その籠をしょって走ってる人(結構大変)もいて、その走っている人のわらじを作ってる人(もっと大変)がいる、ということ。
おばあちゃんは先日まで入院していたのですが、そこで働く看護婦さんや看護士さんが同室の患者さんたちの下の世話しているのを見て、大変だなぁ、支えられているなぁ、と感じたそうです。
元々「駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」ということわざは、世の中には階級・職業がさまざまあって、同じ人間でありながらその境遇に差のあることのたとえですが、最近は、人にはそれぞれ役目があり、どの人も立派に役に立っているという意味で使われるようになっているようです。
おばあちゃんは「おまえは籠に乗っているのだから、その分(それを生かして)がんばらないといけないよ」と言ってくれました。
おばあちゃんがよく言う言葉を借りれば、「おっしゃるとおり」と私も思いました。
籠にのっている先進国とちょっとの関心や努力でできること
ちょうど、タイで4年間NGOで働いていた大学院の同窓生と先日再開し、そのときもらった彼の4年間の活動をまとめた冊子を読んでいたのですが、HIV感染率の高い村でエイズ(AIDS)により亡くなっていく子どもたち、それを止められない家族の悲しみを読んで、自分がもしそんな状況にあったら、どうしただろうと考えていたところでした。
HIV感染者が毎年300万人亡くなっていると言うけれど、数でさらっと言ってしまうのは簡単でも、その一人一人の命が失われていくときの悲しみの量を考えたら、想像できないほどの悲しみだろうと。
籠にのっている国々(先進国)では、世界基金(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)などのイニシアティブもあり、全体的に取り組みは進んでいるようです。
国だけにまかせず、個人でもちょっとの関心や努力でできることがたくさんあります。そういう人たちの気持ちを生かして活動しているのが、NGOなのではないかなと思うのでした。
とりとめがないですが、今日はこれにて失礼。