2007年4月1日
すべては円運動
今日は祖父の一周忌の法事でした。昨年私がアメリカに行った直後に亡くなってしまった祖父は、初孫の私を大変かわいがって、甘やかしてくれました。小さい頃は祖父宅近く、吉祥寺のハモニカ横丁に行きつけのおもちゃ屋さんがあり、せまーい店内に壁一杯に積まれたおもちゃの前で「どれでも好きなのを買ってあげる」という、めちゃめちゃ気前の良いおじいちゃんでした。
その気前の良さは家族以外へもそうで、祖母が町を歩くと「先日ご馳走になって」とか「銀行が貸してくれなかったうちにお金を貸してくれた」など、よく感謝されたそうです。ですが、その人の良さにつけいる人もいて、大金を騙し取られ、そのストレスが高まったのか倒れ、その後はすっかり元気をなくしてしまいました。そして入退院を繰り返し、とうとう逝ってしまいました。
その祖父の一周忌で聞いたお坊さんの説教のキーワードが「円」でした。
すべては円運動である。地球も円で回っている、季節も春、夏、秋、冬、とまわってめぐってくるし、暦も1年たってまた新しい年につながっていく。つまり、命とは円なのだと。
実際のお言葉はちょっとうる覚えですが、私はそう理解しました。そこではっと連想したのが「曼荼羅」。実は何を指すのかあいまいにしか理解していなかったのですが、もう10年ぐらい前に買ってほとんど読まずに終わった本が曼荼羅がテーマだったのです。日本の有名な社会学・歴史学・哲学者の方が書いた本だったような。。かすかな記憶をたどって緑の背表紙の本を自宅の本箱からさがしてみたのですが、ありませんでした。
そこで、Wikipediaで調べると、「語源」のところに、また、maNDalaには形容詞で「丸い」という意味があり、円は完全・円満などの意味があることから、これが語源であるとする説もあり、中国では円満具足とも言われる事がある。とありました。ほほ~~~
輪廻転生、リサイクル、プロジェクトサイクル、循環型環境社会。。。
気づけば身の回り円だらけ。うーん、深い。