2011年9月12日
子どもの参画と震災からの復興の関係性
ACEスタッフの成田さんから借りた「子どもの参画―コミュニティづくりと身近な環境ケアへの参画のための理論と実際」を読んでいます。2000年に出版された古い本ではありますが、子ども参加のプログラムの事例がたくさん載っています。宮城県の子どもたちに向けたプログラムをACEでも予定しているので、その参考にと読みながら、子どもたちの力を引き出す素晴らしいプログラムたちがこんなにたくさん前例としてあるんだなぁ(日本の前例は載っていませんが・・・)と改めて思うと同時に、各プログラムで子どもたちが見せる力に感動します。
また、週末にはプラン・ジャパンさんの報告会「未来を映そう!プロジェクト」に行ってきました!秋葉原の駅すぐの会場での報告会と写真展には、たくさんのそこでも子どもたちが写真や映像などのメディアを使って伝えるプロジェクトの報告がありました。
- 子どもが自信を持つ
- 子ども同士の話し合いを促進する
- 積極的に意見を表明してもらう
ということが子どもメディアプロジェクトを通じて達成しようとしているそうですが、そういう話し合う場って、とっても大事なのではないかなと思いました。
七ヶ浜の中学生が作成したビデオの中には、町の防災訓練の日が、中学校の中体連の行事と重なっている、とするどく指摘していて、子どもも参加できるようにしたほうがよいのでは、と提言していました。
宮城県七ヶ浜にはふるさと子どもゆめ議会という取り組みがあるそうで、子どもの議員がいるそうです。
ACEもインドの「子どもにやさしい村」プロジェクトでは子ども村議会を作っていて、そこで子どもたちが意見をかわし、おとなの村議会に提言するようになっています。
復興計画がどんどん大人だけで進んでいく中、少しでも子どもの意見や視点を反映したり聞いてもらえたりできないかなぁ、と考えている今日この頃でした。だって、今作ってる復興計画で、今後一番影響を受けるのは、今の子どもたちなんだから・・