もし、22歳のあの夜に一晩寝ないでACE設立趣意書を書いていなかったら。
もし、22歳のあの秋に「一緒にやらない?」と現事務局長の白木に電話していなかったら。
今の私もACEも、児童労働から救出した1000人以上の子どもの笑顔もなかったかもしれません。
そんな私の経験から、あまりにも多すぎる今の社会の心配事を減らすために
「行動を起こす Take Action」することが、思っているよりは難しくないこと、
そして自分の小さな行動が「違いを生みだす make a
difference」することなど、読んだ人が感じ、NPO/NGOに関わり始める一歩を踏み出す「背中ポン」になることを願って、日々のことを綴っているのがこのブログです。
2004年からブログをはじめ、2013年のACEウェブリニューアルにあわせて引っ越しました!
代表ブログの内容は基本的に私個人の意見・思想ですが、ACEの活動紹介・報告の場にもなっています。
19日も引き続き山元町にいました。 今日は写真つきで報告します。
「宮城県山元町出張報告 その1」はコチラ
やまもと復興応援センターを訪問
やまもと復興応援センターで、社会福祉協議会の方や山元復興応援センターの方からヒアリング。仮設住宅の入居率が2014年8月時点で65.3%。仮設住宅は場所によって入居率が変わりますが、低いところは52.3%だそうです。
空いてしまった部屋を閉め切ったままにしておくとカビが生えてしまうため、やまもと復興応援センターの支援員のみなさんが空き部屋の換気を行っているそうです。1軒1軒、鍵を開けて、窓をあけて。。。と結構時間がかかる作業のよう。
やまもと復興応援センターでの和気あいあいとしたヒアリング風景(右手前がACEスタッフの成田)
仮設住宅には、年金生活や1人暮らしの高齢者、経済力があまりない方々が残る傾向にあるとのこと。人口1万8,000人だった山元町も、現在1万3,000人を切っている状態です。あくまでも住民票の有無でカウントした人口なので、住民票は移していないが、山元町に住んでいない人もいて、実際は1万人ぐらいではないかなどの声も、複数の人から聞かれました。 ‥続きを読む
宮城県山元町に来ています。山元町は震災後災害ボランティアセンター運営支援としてACEのスタッフ全員が支援に入り、その後も細々と支援を行ってきました。
今回の訪問の目玉は、子育て支援サークルでのリトミックの開催。講師としてお連れした石丸由理先生は、リトミックの国際資格をお持ちの知る人ぞ知る大御所の先生です。
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みなさん、こんにちは!ACE代表の岩附です。
2014年6月12日からはじめた「そのこ」の未来キャンペーンを通じて、10万人に伝えたい!っと思っている「そのこ」は、詩人の谷川俊太郎さんがACEのために書き下ろしてくれた詩です。今日は、「そのこ」の誕生秘話をご紹介しますね!
詩「そのこ」を朗読してくださった谷川俊太郎さん(2010年ACE法人化5周年記念シンポジウムにて)
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6月12日は「児童労働反対世界デー(World Day against Child Labour)」です。
世界中で、児童労働について知り考えて、行動を起こす日として、2003年に国際労働機関(ILO)が定めました。
そんな日にぜひ読んでいただきたい詩が、「そのこ」。
ACEのマンスリーサポーターでもある、詩人の谷川俊太郎さんが
児童労働を伝えるために書きおろしてくれました。
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ゴールデンウィークですね!
今日はACEでエシカルファッションカレッジのボランティア説明会を行いました。
ACEのボランティアが初めて!という高校生・大学生から、ACE会員の社会人の方、学校の先生など、幅広い層の方がご参加いただいています! ‥続きを読む
企業の社会的責任にACEとしても注目をしはじめ、具体的に事業の中に取り込んでいったのが2007年頃からですが、あれから7年、CSR(企業の社会的責任)を巡る環境は、CSV(ハーバード大学教授マイケル・ポーター氏が作った概念)登場によって変化してきているように思います。
CSRとCSVの定義については、他に譲るとして、理解の整理を自分なりにしようとすると、いくつかの誤解が
あるのではないかと思いました。CSRの関係者と意見交換をする中で、このような誤解が生まれているのではないか、、、という話しに何度かなったので、メモしておきたいと思います。
誤解その1 CSR=CSVだ!
CSRとCSVはもともとの出所が違うし、CSV的な活動があることがCSRを果たしているとは、いえないと思います。CSVをやっているからコンプライアンスはどうでもいい、とはもちろんならないわけです。
誤解その2 本業を通じてやるのはCSVだけ
実はCSRの議論の中にはずっと「経営戦略との統合」=CSR経営の必要性が叫ばれてきました。そこまでなかなかいきつく会社がいなかったことは事実かもしれませんが、CSVが「本業の事業の中で社会貢献する」ことをうたっていることは、別にCSRでも言ってきたことで、新しいことではありません。
このテーマについては、今後ももう少し自分自身も学びながら、整理したいと思います。
この人に会って話を聞いた!企業の社会的責任(CSR)日々是発見
2014年3月24日
3月20日(木)、かわさきコンパクト・フォーラムに参加してきました。
国連グローバルコンパクトに自治体として署名している川崎市は、独自にかわさきコンパクトなるものを作っています。
http://www.kawasaki-compact.com/
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お知らせ・報告この人に会って話を聞いた!
2014年3月16日
昨日、母校である上智大学100周年記念のシンポジウムがありました。
私はパネルディスカッションのファシリテーターとして、上智の教育理念 ” For Others, With Ohters”を実践している4人の活躍中の上智卒業生 のお話を聞く機会に恵まれたのですが、その中でもTVでおなじみの ベナン共和国出身のゾマホン・ルフィさんの話を紹介したいと思います。
「日本人はみな”相手のことを先に考える”。それがすばらしい」
「日本に来てなぜこんなに発展しているのかを考えたとき、 日本人の識字率の高さがあった。」 ‥続きを読む
2011年3月11日の震災の日、みなさんはどこで何をしていましたか。
私はちょうど子宮筋腫の手術を受け退院する日で、夫が運転する車で 家に帰る途中に地震が起きました。
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お知らせ・報告企業の社会的責任(CSR)
2014年3月6日
ブログ、大変ご無沙汰していましました。
認定NPO法人ACEの岩附由香です。
最近は、5月10日のコットンの日に開催する「エシカルファッションカレッジ」の準備や、児童労働ネットワークが行うキャンペーンの準備や、ACEのファンドレイジングのことや、なんやかんやでかなり頭がいっぱいいっぱい
な日々です。
今年は心を入れ替えて?!もう少し、このブログも更新していきたいと思っています。
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2014年もよろしくお願いします!
新年最初のACE代表ブログ更新は、新企画!
リレーインタビュー「ACEの舞台裏“ここだけの話”」をお届けします!
記念すべき第1回は、いつもたいへんたいへんお世話になっている、白土真由美さんです!
今日(2014年1月14日)、森永製菓から日本のナショナルブランドとして初めて、国際フェアトレード認証ラベルのチョコレートが発売されます。そのチョコレートには、2009年からACEが支援してきたガーナのカカオ生産地域で採れたカカオが使われています!
そんな、ACEと森永製菓との協働のきっかけをつくってくださった白土真由美さんに、これまでの協働と活動の意義を振り返っていただきました!(白土さんには、現在「ACE戦略アドバイザー」としてご助言いただいてます!)
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▼▼12/5 「ビジネスと児童労働」連続セミナー詳細 ▼▼
http://acejapan.real-creation.com/event/seminar131205//
いよいよ2013年12月5日より、ACEの新しい企画、「ビジネスと児童労働」連続セミナーを開始します。
いまなぜ、このようなセミナーを企画したのか、その意図と、いま企業に求められる姿勢を、お伝えします。
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今回の会議参加のミッションを、ひとつ達成しました!ひとはたあげよう!の成果をILO事務局長のガイ・ライダー氏に報告、成果物を手渡すことができました。 ‥続きを読む
2013年10月8日から10日まで「第3回児童労働世界会議」がブラジルの首都ブラジリアで開催されています。この会議の参加者は、政府、労働者代表、使用者代表という国際労働機関(ILO)の三者構成に加え、市民社会組織からの参加者や国際機関などの関係者です。特にILOは組織のトップであるガイ・ライダー事務局長をはじめ、多くのスタッフが会議に来ています。会議には世界153ヶ国から1306人が集まっています。バランス的には、政府代表者が一番多く、次が労働者代表、そして多分、その次に市民社会組織や国際機関関係者が多いような気がします。
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児童労働が大幅に減少したと9月23日にILOが発表しました!
22日の夜にその数が減ったことを確認していたのですが、まずACEのプレスリリースを出さなくては・・・と思って、23日から書き始めてから実際にリリースしたのが27日だったため、なんかもうすっかりやりきった感があって、このブログに書くのを忘れていました!
長くかかって、やっと出したリリースはこちら:http://acejapan.real-creation.com/info/2013/09/10864/
児童労働が大幅に減少したというのを見たときは、ちょっと驚きました。グローバルな経済的な不況もあったし、そういうものの影響でより条件の悪い労働状態に子どもたちが陥るのではないか、と考えていたのです。
4年ごとの発表なのですが、前回のようにちょっと減少するぐらいかな、と想像していたのが、はるかに多い減少幅で、びっくりしました。 ‥続きを読む
9月28日、29日と仙台で住友商事の助成する「東日本再生ユース・チャレンジプログラム」で助成金を受けている団体や学生グループが活動の中間報告をする機会があり、選考委員として私も参加させていただきました。
オルタナの森さんも来ていて早速記事に→http://www.alterna.co.jp/11702
学生のプレゼンもみな上手でそれぞれ個性が出ていたし、一生懸命さがすごく伝わってきて、もうおばさんそれだけでも涙でそう!というぐらい感情移入して聞き入ってしまいました。それぞれの活動のいいね!と思ったことをほめるだけでなく、活動歴が長いおねえさん(と住友商事の奥谷部長が言ってくれたのですが、いつまでお姉さんというのが許されるんだろう)として、アドバイスめいた進言もお伝えさせていだきました。
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1997年、児童労働に反対するグローバルマーチが開催されると知ったとき、
世界中の大陸をマーチしようなんて、こりゃすごいアイディアだ!と思いました。
はじめはみんな「そんなことできっこない」と思ったそうです。
実際に児童労働に反対するグローバルマーチにインドとスイス・ジュネーブで
参加したのは、日本人では私だけですが、その最後のマーチが終わった後
みんなで輪になって一言づつ話をしました。
インドやネパール、バングラデシュやフィリピンの元児童労働者の子どもたち、
南と北のNGOのスタッフ、そしてその中には発案者でありグローバルマーチ代表のカイラシュ
サティアティさんもいました。
その時に、イギリスのNGOの人が話したことがとても印象に残っています。
「はじめにこのアイディアを聞いたとき、そんなことできっこないって思った。」
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世界会議について調べている中で、今年の児童労働反対世界デーにあわせて、
EUが児童労働世界会議に向けこんな声明を発表していたことに気付きました。
http://www.euinjapan.jp/media/news/news2013/20130612/100026/
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10月8日~10日まで、ブラジルで児童労働の国際会議が開催されます。
いろいろな情報発信が以下サイトからされています!
http://childlabour2013.org/?lang=e
ブラジル政府から、各国の政府、労働組合、使用者、市民社会それぞれの代表4名を出すように、日本政府にも要請がきているようです。児童労働ネットワークとして、参加者を送る予定でいます。
前回、オランダのハーグで行われたこの世界会議は、児童労働の解決に向けて、国際的な流れを決める重要な会議です。9月には新しい児童労働の統計も発表されるようです。これを機に、2015年に期限が迫っていて、そのあとの国際的枠組みが検討されているポストMDGsにも児童労働が関連づけられる機運が高まることを期待します!
気付いている方も多いかもしれませんが、
ブログを楽天のブログから、ACEのホームページ内にお引っ越ししました!
以降、こちらで更新していきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いします